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【車両の特徴を解説】箱根を120%楽しむ方法をお伝えします!箱根登山鉄道編その2

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箱根は日本有数の温泉地だということは皆さんご存知ですよね。

しかし、箱根の魅力は温泉だけではありません。

箱根の温泉や自然を楽しむためのツールが素晴らしいと言えます。

箱根は車がなくても公共交通だけで大体の観光地を周ることができます。

たとえば、

  • 登山電車
  • ケーブルカー
  • ロープウェイ
  • 海賊船

など、様々な楽しい乗り物に乗りながら、観光スポットを周ることができるのです。

また、洗練された美術館やカフェ、旅館が点在しており、温泉街を歩くだけで楽しくなるスポットがたくさんあります。

箱根は日常生活に疲れた現代人を心身ともに癒してくれる素晴らしい観光地です。

このブログでは、日本でも有数の観光地、箱根への旅行を控えているあなたのために、箱根の旅が120%楽しめるポイントをお伝えします。

ぜひ、最後までお付き合いください。

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【祝・運行再開】箱根を120%楽しむ方法をお伝えします!箱根登山鉄道編その1【徹底ガイド】 このブログでは、日本でも有数の観光地、箱根への旅行を控えているあなたのために、箱根の旅が120%楽しめるポイントをお伝えします。 ...

箱根への玄関口、箱根湯本駅

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今まで平坦な線路を走ってきましたが、ここからは本格的な登山線になるため、小田急の電車はここが最終駅となります。

小田急ロマンスカーも箱根湯本駅が終点です。

ここからは、箱根登山電車にバトンタッチすることとなります。

ただ、この駅はいろんな仕掛けがある駅でもあるので、それをここでご紹介したいと思います。

電車に給水

箱根湯本駅には給水栓があります。

ここから登山電車に給水をするのです。

なぜ給水が必要なのかと言うと、箱根湯本駅から強羅駅までの登山線は急カーブが多く、車輪とレールの摩耗を防ぐために、車輪に水を撒いて走っているのです。

登山電車の前方にはタンクがあって、停車時に水を補給している様子をみることができます。

【給水中の動画(YouTube)】

電圧が変わる

小田急の架電電圧が1,500Vに対し、箱根登山電車の電圧は750Vと電圧が異なるので、箱根登山電車はどちらの電圧にも対応できるようになっています。

そして、その電圧の切替点がこの箱根湯本駅にあるのです。

箱根登山電車が入生田車庫から箱根湯本駅のホームに入線する際に、電圧が切り替わるようになっています。

駅上にロマンスカーが眺められるカフェ

箱根湯本駅の駅上にはロマンスカーや登山電車が眺められる「箱根カフェ」というお店があります。

このお店には世界の登山電車の模型などが飾られており、ファンでなくてもお店の雰囲気を楽しむことができます。

登山電車に関するありとあらゆる模型が所狭しと並べられています。

モハ1型の巨大模型です。

スイスの鉄道模型もカフェの反対側に飾られていました。

模型が好きな人はぜひ、行ってみてはいかがでしょうか。

ここでは、出来立てのパンやロールケーキもいただけますよ。

箱根観光へ出発するまでのちょっとした休憩に最適です。

箱根登山電車を紹介

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それでは、ここで箱根の山を巡る登山電車について紹介しましょう。

モハ1

1919年の箱根登山鉄道開業時からの車両を改造した車両で、現在は104−106のみ運用されています。

モハ2

1927年に登場した車両の走行機器を受け継いで新製車体を組み合わせた車両です。

運転台が車両の両端にあり、3両連結で運転の際はモハ1型の連結車として使用されています。

現在は、108号、109号の2で運行されています。

1000

1981年に登場した車両で、箱根登山鉄道と姉妹提携を結んでいるスイスのレーティッシュ鉄道にちなみ「ベルニナ号」の愛称で親しまれています。

現在は3両の固定編成で運行されています。

2000

1989年に登場した車両で、スイスのレーティッシュ鉄道の駅名サン・モリッツにちなみ、「サン・モリッツ号」の愛称で知られています。現在は、レーティッシュ鉄道の「グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)」の塗装に変更し、運行されています。

3000

2014年にデビューした新型車両で、「アレグラ号」と呼ばれています。

デザインは小田急ロマンスカーVSEMSEのデザインなども手がけた、岡部憲明氏によるものです。

従来の車両よりも大きな窓ガラスを採用しており、箱根の自然を存分に楽しむことができます。

3100

2017年にデビューした新型車両で、2両固定編成の「アレグラ号」です。

3000形の1両との連結により、3両編成での運行ができるようになっています。

連結部分の窓を大型化しており、急曲線の走行シーンを間近で楽しむことができます。

箱根湯本駅から塔ノ沢駅へ

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箱根湯本駅を出た登山電車はいきなり急勾配を登っていきます。

(写真:Wikipediaより引用)

この勾配ですが、80パーミル(‰)と言われています。

80パーミル(‰)とは、単純に1,000m進むと、80m登るということです。

ピンとこない方は、100m進んで8m登ることを想像してください。

かなりの急勾配ですよね。

普通の鉄道で日本一の急勾配区間は、大井川鉄道井川線のアプト式区間(90‰)ですが、アプト式(歯車)ではない普通の線路を走る鉄道(粘着式鉄道)としては、箱根登山鉄道の80‰が日本一の急勾配です。

窓から眺めていると、さっきまで同じ高さだった箱根湯本の街並みがもう眼下に見下ろすくらいまで登っているのが分かります。

ほぼ登り切ったところで右に急カーブして、今度は山の中に突入します。

いくつかのトンネルをくぐったところに、塔ノ沢(とうのさわ)駅が現れます。

この駅は両端がトンネルに囲まれており、周りには何もない山奥の静かな駅です。

駅に通じる道は幅の狭い歩行者用通路なので、車は乗り入れることができません。

構内は電車の行き違いができる設備があるのですが、分岐器はトンネルの中にあるので、トンネル入り口が広く取られています。

また、箱根湯本方面のホームから駅舎へ向かうには、トンネルの入り口に沿った階段を上り下りしないといけないので結構大変なんですが、階段を登りきった踊り場は絶好の撮影スポットとなっています。

ところで、塔ノ沢駅の上りホームには、「銭洗弁天」というパワースポットがあります。

ここは白蛇の化身である瀬織津姫(せおりつひめ)の大神をお祀りしていて、参拝すると金運や財運アップが望めると言われています。

小さいながらもお社と中宮、洞窟の中には奥宮があります。

参拝をしたら、ざるにお金を入れて湧水で洗ってみましょう。

金運アップが見込めますよ。

ちょうど、電車が待ち合わせをしている間に銭洗いしている人もいます。

それでは、引続き登山電車に乗って塔ノ沢駅から大平台駅へ向かいましょう。

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