「実家依存症」
最近よく聞くこのフレーズ、男性の場合はマザコンなどとよく言われますが、女性の方もなかなかしぶとくて厄介です。
このブログでは、私が実家依存症の妻と暮らした経験をまとめています。
この記事を通じて、
- 実家依存症の妻と結婚し、一緒に生活をすることがいかに大変な苦痛を伴うかということ。
- 実家依存症の妻と関わることは、夫の人生を狂わせるだけでなく、その他多くの人たちも巻き込んで危害を加えること。
- 実家依存症の妻との離婚は想像を絶するレベルで精神的な負担を強いられること。
以上のことをこのブログを訪れた方々に分かっていただきたく、今までの離婚に至るまでの経緯をまとめました。
この記事をお読みいただき、少しでも多くの方にこの悲劇を回避していただければと思います。
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精神的なダウンで自身も実家へ
私は自分の実家に帰ることになった。
こんな精神的にボロボロになった状態で、今まで家族一緒に住んでいた家でこれからも一人で生活するのは辛い。
このことを親に告げたところ、快く受け入れてくれた。
実は私の親も離婚している。
母親は音信不通で、私の実家は父親の一人暮らしだ。
実家に帰ると、父親は心配そうに私に声をかけてきた。
いつも父親には自分の気持ちを伝えることはあまりないのだが、今日だけは耐えきれず、これまで夫婦間であったことを全て打ち明けた。
父親は絶句していた。
時々、自宅に来た時に垣間見てたけれど、ここまで酷いものだとは想像できなかったようだ。
今後、出来ることがあれば、協力するとも言ってくれた。
やはり、なにか起こった時は父親は頼りになるありがたい存在である。
それからは、実家に暮らしながら、勤務する日々が続いた。
少し精神的に安定しつつあったある日、それは起こった。
親族間の争い
妻の親から、私の親へ突然連絡が来た。
私ではなく、いきなり私の親への連絡である。
明日、はるばる私の実家までやってくるという。
何の話をしに来るのかは分からないが、おそらく離婚協議についての話だろう。
辛い気持ちではあるが、敵という見方をすれば、相当手強い相手になるのは間違いない。
今後のことを考え、まず家電量販店で「ボイスレコーダー」を購入した。
そして、その時が来るのを静かに待った。
翌日、一族がやってきた。
妻と子供、そして毒親2人である。
子供に久しぶりに会えたことは、嬉しい限りだった。しばらく見ないうちに大きくなったものだ。
子供の笑顔を見て思いがけず自分にも笑みがこぼれる。
しかし、子供をかばうようにして取り囲むのは、あの忌々しい家族である。
3人とも私の顔を睨みつけている。負けじと私も相手を睨みつけていた。
妻:「よっ、久しぶりやな!」
第一声は妻からだった。私を上から見下すような、勝ち誇った顔で私を見ている。
今までの生活では想像しがたい余裕のある顔である。実家で過ごせていることが彼女をここまで余裕のある性格にさせたのであろうか。
私はこれ以上、彼女と話を交わす気もなく、無視を続けた。
一家は我々が用意した居間に入り、交渉の舞台は準備万端となった。
毒母:「ウチらはホンマにアンタのことが憎くてしょうがないわ!」
毒母が第一声を発した。
毒父:「ホンマや!我々は3人、今まで仲良く暮らしてきたのに、アンタにメチャクチャにされたんやで!」
毒父がそれに続いた。
私:「え、どういうことですか?
普通、結婚したら生活が変わるのは当然でしょ?」
毒父:「僕らはな、娘が結婚しても3人が仲良く生活していけると思ってアンタを選んだんや!
それやのに、実家から遠くに娘を住まわせて、娘を実家に帰らせても早く帰ってこいとアンタは言う!」
自分:「あなたの娘さんは、結婚してても十分長い間実家に住んでいるじゃないですか!
それを自宅に帰ってこいと言って何が悪いんですか!
第一、結婚なんて本人達の意思なのであって、あなた達の思い通りになるとかそういう問題じゃないと思いますけど!」
毒父:「そんなことはない!
アンタは我々と良く似た優しい性格の人だろうと思って、我々の生活に溶け込んでくれると思っていたんや!
僕は会社を定年退職した時も会社の入り口で立っているガードマンさんにも残念がられたんや!
アンタは僕みたいな心が優しくてなんでも受け入れてくれるような人じゃないやないか!」
毒母:「ホントにそうやわ!アンタみたいなひどい人ないで!」
自分:「どういうことですか?
ガードマンに好かれる? 言ってることがよくわかりません!
結局、あなた達は何を言いに来たんですか? これからどうしたいんですか?
離婚するということじゃないんですか?」
この親とは話を進めようとしても、全く進展しない。まるで宇宙人と話をしているようだ。
毒母:「とにかく、ウチらは3人で前みたいな生活をしていきたいんや。
だから我々は子供の親権を放棄する!」
自分:「えっ!!」
その瞬間、妻が大泣きし始めた。その横で子供がわめいている。
その場の空気が張り詰めた。
毒母:「まぁ、娘も時々は子供に会いたいやろうから、面会交渉権はつけるで。
公証役場に行ってちゃんと公に認められたものにせんと。
アンタのことやから子供に会わせへんとか言われたら困るしな。
あと、婚姻費用※は月々いくらにする?
しょうもない金額言うてきたら承知せえへんで。」
※婚姻費用:夫婦が別居中、収入の大小に応じて生活費用を相手側に支払う義務。要は離婚を前提とせずに別居している状態で、夫が別居する妻に対して毎月生活資金を支払わなければならないこと。
自分:「…」
なんて親たちだ。自分たちは3人で仲良く暮らし、ニガテな子供はコイツに押し付けよう。
娘が子供を手放したくないと言っているが、そんな娘の意思は抹殺させる。
そして、コイツには法的に離婚させずに婚姻費用を払い続けさせようという魂胆だ。
自分の父親:「分かりました。子供はこちらで引き取ります。金銭の面は話が長くなりそうなので、とりあえず今日はもうお引き取りください。」
自分:「…」
自分の父親が話を一気に進めてくれた。しかも子供を引き取ることまで、この場で受け入れてくれた…。
父親には本当に頭が上がらない。
結局、子供は私がその場で預かることとなった。
妻から私へと子供が引き渡された。
妻は大泣きしている。
毒親2人は不敵な笑みを浮かべながら、大泣きする娘を連れて車で帰って行った。
私:「さあ、これからどうしよう…」
子供を抱っこしながら、頭の中が不安で一杯になっていた。
多くの夫婦やカップルはお互いの違い、価値観やルールの違いで悩んで別れてしまうこともあると思います。
この本はそれに対して大きなヒントになるものです。
同じように、作者も奥様ともめたり喧嘩したり離婚を考えたりしながら、パートナーシップを作り上げていく中で発見した色々なことを、とても分かりやすく一冊にまとめてくれています。
あっという間に読めてしまうんですが内容は濃いです。
誰かと付き合い始めた時にこの本を参考にすれば、だいぶ気楽に考えられて楽しいパートナーシップになるんじゃないかと思います。
買ってよかったと思えた本です。
【つづく】
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