「実家依存症」
最近よく聞くこのフレーズ、男性の場合はマザコンなどとよく言われますが、女性の方もなかなかしぶとくて厄介です。
このブログでは、私が実家依存症の妻と暮らした経験をまとめています。
この記事を通じて、
- 実家依存症の妻と結婚し、一緒に生活をすることがいかに大変な苦痛を伴うかということ。
- 実家依存症の妻と関わることは、夫の人生を狂わせるだけでなく、その他多くの人たちも巻き込んで危害を加えること。
- 実家依存症の妻との離婚は想像を絶するレベルで精神的な負担を強いられること。
以上のことをこのブログを訪れた方々にご理解いただきたく、今までの離婚に至るまでの経緯をまとめました。
この記事をお読みいただき、少しでも多くの方にこの悲劇を回避していただければと思います。
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一気読みしたい方はこちらからどうぞ。
妻からのとんでもない発言
調停委員男:「先ほどまで相手方代理人弁護士と話をしておりましたが、相手方弁護士さんもあなたの主張に対して回答しかねておられまして…。
で、弁護士さんから本人に電話していただきました。
その電話の中で、相手さんがおっしゃったことを、そのままここで申し上げます。」
私:「はい、お願いします。」
私はどのような内容なのかが気になり、ついつい前のめりになっていた。
調停委員男:「相手さんが言うところによると、『私は今でも夫を愛しており、夫と一緒に居たいと思っていますので、離婚するつもりはありません。』とのことです。」
私:「えぇっ!?」
私はびっくり仰天した。
純粋に驚いたということではなく、「今更何言ってんだ?」というあきれ返った「ハァ!?」である。
妻は私宛に離婚の弁護士介入通知まで送ったのだ。
仮にそれらの行為が妻の毒親によるもので、妻自身がノータッチであったとしても、到底許すことはできない。
何を企んでいるのかは不明だが、そんなことで私の気持ちが揺さぶられることはあり得ない。
私:「いいえ、相手が何を言おうと、私は絶対に離婚します。
離婚に同意しなければ、それ以降の金銭面の交渉は一切するつもりはありません。
相手にはその旨をきっちりとお伝えください。
そして、早く子供を返してください。
そして、マンションの鍵も早く返却してください。」
調停委員男:「分かりました。その旨を代理人弁護士に伝えます。
いずれにしても、財産分与・婚姻費用・養育費・慰謝料などに対する、あなたのお考えについては、相手も欠席されているので、次回以降となります。
今回はこれで調停を終わらせていただきます。
なお、次回の調停ですが、お盆を挟みますので、2ヶ月後となります。」
はぁー、次の交渉を行うのに、2ヶ月も待たなければならないのか。
そもそも、離婚するかしないかだけでこんなに時間を浪費するとは思わなかったよ…。
こんな状況が続けば、一体いつになったら調停が終わるのだろう。
あまりのスローペースに心が折れそうになる。
弁護士:「これは長期戦を覚悟した方がよさそうですねぇ。
そもそも、次の調停で本人が来るかどうかも分かりませんから。」
私:「本当にそうですよね。気が遠くなります…。」
弁護士:「ちなみに、調停委員が言っていた、奥さんの『今でも夫を愛している。』という言葉を聞いて、やっぱり調停辞めるとか言わないでくださいよ。」
私:「そんなこと言うわけないじゃないですか!
これは完全に相手の策略なんですから!」
弁護士:「冗談ですよ。ハハハ。」
弁護士:「次の調停まで約2ヶ月あります。それまでに、今後の金銭面の交渉に向けた事前の打ち合わせをしていきましょう。」
私:「金銭面の交渉って、どんなことを話し合うんですか?」
弁護士:「財産分与・婚姻費用・養育費・慰謝料などの考えを明確にしておくんですよ。」
私:「親権を渡すつもりはありませんので、養育費のことは考えたくありません。」
弁護士:「あなたがそう言いたいのは分かっていますよ。
ただ、調停の場ではどんな話が降ってきてもおかしくありません。
想定外の話が出てきても都度、対応できるように、きちんと決めておいた方がいいんですよ。」
私:「分かりました…。」
弁護士:「最後はあなたの考えが優先されるのですから、あくまでも補完的なものとして考えてもらえば大丈夫ですよ。
それでは、今後の日程については、またご連絡しますので。」
そうして、一回目の調停は終了した。
調停とは、感情をガチンコでぶつからせる人間の醜い部分が見える場であるというのが分かった。
しかし、これから自分もそうなっていくのだろう。
そう考えながら、私は家庭裁判所を後にした。
離婚調停中のストレス解消方法
それから、数日が過ぎた。
どれだけ仕事を忙しくしようとも、ふとした瞬間、離婚調停の場面が浮かびあがったり、子供のこと、今後の不安など、精神的に辛くなることが多々発生する。
特に休日、自宅で家事をしている時、お風呂に入っている時、寝る前ベッドで横になっている時などに、つい思い出してしまうものだ。
こんなことを考えてもどうもならないのに、無駄なことだと分かっていてもだ。
このままだと、本当にうつ病になってもおかしくない。
こんな時どうしたらいいのか、人に相談したり、ネットで検索するなど、さまざまな解決策を模索していた。
その結果、一つの結論に至った。
「勉強する」ということだ。
勉強し始めると、そのことで頭が一杯になり、調停のことなど考えている暇がなくなるのだという。
しかも、今後の不安定な世の中で、勤務先におんぶにだっこなどできるはずがない。
勤務先に何が起こっても柔軟に対応できるようにならないといけない。
それを解決する自衛策として、「スキル」を身につけることは重要だということだ。
調停中の不安が解消できて、自身のスキルも身につく、これ以上素晴らしいことはない。
しかし、勉強するにはどんなジャンルを始めるのがいいのか?
いろんな媒体で調べ上げ、最終的に英語を勉強することに決めた。
決断に至った経緯はこのページをご覧ください。
勉強を始めるにあたり、書店で本を購入し、スマホのアプリを探し続けた。
そして、目標も設定した。
その目標に向かってがむしゃらに勉強を開始した。
結論から言うと、勉強にはかなり集中でき、余計なことも考えなくなった。
ふとした時に思い出す内容も、調停から自分の勉強の目標にすり替わったので、かなり効果があったといっていい。
私はこの時から数年間勉強し、AランクとなるTOEIC860点を超える点数を取得することができた。
今は、英語のラジオを聞いたり、英字新聞を読んだりして楽しんでいるし、会社でも一目置かれる存在になっている。
自分にとっては、まさに一石二鳥だったわけだ。
調停だけでなく、なにか嫌なことを忘れたいと思うならば、勉強を頑張ってみてはいかがだろうか。
今は、スマホでも勉強できるし、便利なアプリもある。ぜひ試して欲しい。
日本で男親が親権を取るのは、どう頑張っても難しい件
一回目の調停後、私は親権と金銭面の問題を話し合うために、弁護士事務所に出向いた。
弁護士:「今日はまず、親権について話していきましょう。
あなたは2歳になるお子さんの親権を取りたいと考えていますね。」
私:「はい、そうです。」
弁護士:「ここからは、少し辛い話をさせていただきます。
ちなみに、あなたは、継続性の原則という言葉はご存知ですか?」
私:「分かりません。どんな原則なんですか?」
何かややこしい言葉が飛び出してきた。
この言葉は何を意味するのか。私にとって辛い話になるというのか。
具体的で、ものすごく的確な内容。
パートナー関係だけでなく、家族内での対人関係にも当てはまる事が多くあり、勉強になりました。
かゆいところに手が届くように、いちいち納得しながら、前向きになれます。
病気を持つ人にも持たない人にも、とても役立つと思います。
夫婦関係の本はたくさんありますが、こういう視点からのものはまさに「目から鱗」でした。
【つづく】
[…] 実家依存症の妻との離婚裁判ブログ その16【まさかの展開!?離婚調停バトル】 | Nezumi Blog より: 2020年3月1日 5:44 PM […]
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