この社会には、知識の乏しい人からお金を搾取しようという習慣があります。
一見、マトモな事業を行っているように見えても、実は情弱ビジネスをやっているという企業はたくさんあります。
多くの情報を持ち、芯が強い人よりも、勉強をしない人で周りに流されやすい人の方が騙されやすく、企業はそういった人間を相手にした方が手っ取り早く儲かるのです。
それでは一体、どのような業界で「情弱ビジネス」が行われているのでしょうか?
パチンコ
皆さんは「大数の法則」という言葉を知っていますか?
大数の法則とは、
コイン投げを数多く繰り返すことによって表の出る回数が1/2に近くなるなど、数多くの試行を重ねることにより事象の出現回数が理論上の値に近づく定理。
ややこしい表現ですが、要するに同じ事を何度も何度もくり返すとだんだん平均値に近づいてくるということです。
ギャンブルは大体、この法則が当てはまります。
ちなみに、パチンコを「大数の法則」で計算すると、その期待値は90%前後になります。
この数値は何を意味するのかというと、例えば1万円をパチンコの掛け金とすると、平均で9,000円しか帰ってこないということになります。
つまりパチンコというビジネス自体が
「お客さんが負ける前提」
で作られているということです。
そのため、以前は運良く勝っていたという人も、何度もパチンコ店に足を運ぶことによって、勝率が本来の確率に合うようになっていきます。
やればやるだけ負けるようになっているのです。
これは、パチンコ店の収益構造を考えたら、当然と言えます。
パチンコ店を運営するにはお金が掛かります。
常に最新のパチンコ台を維持するため、高頻度で台を買い替えないといけませんし、人件費や光熱費も必要になります。
その上で、パチンコ店は利益を得ているので、お客さんが犠牲になるというのは当然のことなのです。
パチンコで勝てるという気持ちは消し去った方が賢明です。
宝くじ
年末になれば、ジャンボ宝くじを買う人も多いのではないでしょうか?
一等前後賞合わせて10億円なんて、すごく夢のある話ですよね。
しかし、この宝くじ、実は情弱ビジネスなんです。
先ほどの「大数の法則」に当てはめると、その期待値はなんと50%です。
1億円分購入したとしても、5,000万円くらいしか返ってきません。
【参考】YouTuberヒカル
(どうせ当たらない?1等7億円の年末ジャンボ宝くじを100万円分買った結果)
私も過去に何度か購入しましたが、当たったとしても200円くらいしか見たことがありません。
夢があるとはいえ、一等が当たる確率なんて一千万分の一です。
割りに合わないギャンブルなのです。
なお、宝くじは自治体によって運営されています。
宝くじを買えば買うほど、自治体が儲かる仕組みになっています。
あなたは、高い税金をこれ以上払おうと思いますか?
大手通信キャリア
大手通信キャリアとは、NTTドコモ、ソフトバンク、auのことです。これらの3社は、基地局や交換器などの通信設備を持っています。
ゆえに、初期投資のみならず、維持費にも莫大なコストが必要となります。
また、店舗の運営や人件費などのコストもかかっており、それらが通信料の高騰につながっているのです。
一方の格安SIMを提供しているMVNO(格安携帯電話会社)は、それらの設備を保有しておらず、大手キャリアの設備をレンタルすることで通信サービスを提供しています。
また、実店舗を最小限にしたり、自社で端末の開発をしないことで、徹底的にコストカットを図っているのです。
それゆえ、3大キャリアと比べて初期費用やランニングコストの負担が軽くなり、低価格でのサービス提供につながるのです。
大手通信キャリアで月に5000円以上かかるようなプランでも、月に1000円ほどの基本料金で済む場合もあります。
もちろん、回線を間借りしているので、通信速度が落ちることがありますが、そんなに気にならないレベルです。
なので、MVNOは契約しないと損です。
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Amazonなどにアクセスすれば、このようなバイブル本も販売されています。
しかし、情弱は「SIMの入れ替え方とかよくわかんない。」「面倒だから調べたくない。」「なんでもかんでも販売店に持ち込んで聞きたい。」と言って実行に移しません。
結局は、大手キャリアの思惑通りとなる訳です。
生命保険
人生の幸不幸など、誰にも予想できません。
大きな病気などせず長生きする人もいれば、交通事故で若くして亡くなる人もいます。
いわば、予想もつかない将来に投資するという意味では、生命保険もギャンブルも変わらないのです。
特に医療保険は競馬より不利な賭け、ガン保険に至っては、宝くじより還元されるお金の割合が低い、異様に不利な賭けといえます。
もし、契約して数ヶ月後に交通事故にあったとか、ガンになったとかなら、保険だけで言えば「勝ち」でしょう。
しかし、世の中そんなにうまくいくことなんてありません。
日本の平均寿命はどんどん伸びているのです。
長生きできて良かったと思う傍ら、保険会社はボロ儲けしているのです。
そんなものに毎月保険を掛けるくらいなら、自分で運用をしていた方がよっぽど健全なお金の使い方になるのです。
それなのに、皆「将来が不安だから」という理由で保険を申し込んでしまうのです。
しかも、掛け捨てにすればいいものを、販売員からの勧めで、よりによって外貨建ての貯蓄性保険を契約するのです。
「掛け捨てだったら、損をした気がする。運用もできた方がいいよね。」
そんな、何となくといった気持ちで契約して、6〜8%もの手数料を分取られるのです。
いきなり手数料分が保険の元本から引かれ、その手数料分を回収するのに長い期間が必要だから、中途解約すると、契約者に高いペナルティーがかけられる仕組みとなっているのです。
これからの人生、何が起きるのかわからないので、どうしても生命保険を契約しておきたいという人でも、貯蓄性保険は絶対にやめておいた方がいいです。
そんなことをするのなら、掛け捨て保険+投資や貯蓄の方がよっぽどマシです。
といっても、みんな契約しちゃうんですよね。
そして、保険会社が儲かるという…。
「あなたのケースではこのプランがベスト」
っていうのを販売員に選ばされていて、そのとおりに契約して、月々の保険料をなんの疑いも持たずに払っているあなたは「情弱」確定です。
クレジットカード
インターネットでの支払いなどで何かとよく使うクレジットカード。
どこに行ってもやたらとセールスされるなと思いませんか?
その理由は単純に「儲かりやすい」からです。
クレジットカード会社の主な利益は加盟店からの手数料とリボ払いなどの手数料になっています。
特にリボ払いなどの手数料が占める割合が大きいため、多くの人に利用してほしくて色々な特典を付帯させてきます。
「知らない間に分割払いになっている。」そんなあなた、既にリボ払いの犠牲者になっています。
この支払い方法の大きな特徴は「あらかじめ定められた金額以内の利用であれば、毎月の支払額が一定に保たれる」ことにあります。
いくら利用しても基本的に支払金額が変わらないと、安心して支払い続けてしまいますよね。
その支払い方法が、情弱をカモるポイントなのです。
この支払い方法のカラクリは、残高が増えていくと、支払額中の手数料の割合が増える→払っても払っても残高が減らない状態に陥ってしまうのです。
しかも、この手の分割払いの手数料率は、だいたい15%です。
例えば、100万円を毎月2万円のリボ設定額で支払っていくこととしましょう。
2万円の支払額のうち、15%の手数料だけで12,500円を支払うことになるので、残高は7,500円しか減っておらず、支払額に半分以上が手数料に充てられてしまうのです。
その事実を知らずに、情弱は今の残高をロクに確認もせず毎月2万円を延々と払い続けて、クレジットカード会社にカモられてしまうのです。
投資やビジネス関連の情報商材
私がカフェに行った時に、必ずといっていいほど目にする光景があります。
それは「カフェ勧誘」です。
意識高い系の男が、まだ若い人たちにまくし立てるように何かを話しかけているのです。
はじめは学生生活など他愛のないことを聞いてきたり、過去の自分の経歴や将来の夢を語り出します。
しかし次第に「サラリーマンのような働き方ではお金に困る」など将来の不安を話しはじめ、解決策として投資話や副業の話を持ちかけてきます。
「夢を叶えるため」「絶対に儲かるから」と言って、情報商材やFX、仮想通貨への投資勧誘をしてきたら要注意です。
特に最近は副業がブームになっているので、こういったことに騙されないように気をつけなければいけません。
副業に必要なスキルなどはネットでググればいくらでも出てきます。
そんなものに高額を払う必要などまったくありません。
人間は、楽に〇〇ができるといった手の勧誘には弱いものです。
「簡単に儲かる」「楽に月100万円の収入が得られる」などの甘い誘惑には注意しなければいけません。
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日本が今の日本でいられるのは「情弱」のおかげ。
日本社会では「情強」がルールを作り、情報を発信することで、日本のブラック化を推し進め、「情弱」から経済、時間、精神の全てを搾取します。
情弱は情強が作ったルールに従うことを強制されてしまうにも関わらず、そのルールを守ることに忠実で従順です。
そのルールの内容や自分に有利か不利かと言うことは何も考えず、ひたすら従順に守ろうとします。
新型コロナ感染拡大の際も、「自粛警察」として国民を監視し続けます。
国民がきちんと「自粛」できているかをネットやTVを通じて監視します。
とにかく情弱は何も考えず、ひたすらルールに従うことだけを考えます。
そうやって、日本にはブラック社会が蔓延し、勝ち組と負け組が明確となります。
本書で、日本の現代社会が少数の情強と大多数の情弱で成り立っているということ、そして、その中であなたの今の立ち位置も明確となります。
今後の人生の道筋を示すべき本として読んでおくべきです。
銀行
銀行(特に地方銀行)は情弱ビジネスの総合商社と言われるくらい、客から搾取しまくっています。
銀行が売る商品は、ほぼ全てが情報弱者向けと言ってもいいでしょう。
住宅ローン、カードローン、クレジットカード、外貨預金、投資信託、保険商品、これらはすべて、情報弱者向け商品です。
銀行に行くなら、必要最低限の用事だけ済ませたら、すぐに退店してください。
早く出ていかないと、クレジットカードや投資信託など色々なものを売りつけられ、裸になるまで身ぐるみをはがされます。
「昔の銀行はクリーンなイメージだったのに、なぜ今そんなことになっているんだ?」と思っている人へ。
この本でもお分かりいただけるように、銀行は昔のように融資などの本業で稼げなくなっており、非常に経営の苦しい状態が続いています。
何とか次の稼ぎ頭を見つけようと思って必死になって行きついたのが、住宅ローン、カードローン、クレジットカード、外貨預金、投資信託、保険商品などの商品群です。
「これらの商品で何とか巻き返しを図りたい」というのが銀行の考えなのです。
しかし、これらの商品は全て、昔の銀行のクリーンなイメージとは程遠い「情弱向け」商品。
銀行も最初から「顧客を騙してやろう」と思ってこれらの商品を売っている訳ではありません。
過去から得てきた収益ボリュームを維持しようと思えば、このような商品を売る以外に方法はないのです。
しかし、このような「情弱向け商品」を販売しても、なかなかうまくいかず、銀行はどんどん衰退の一途を辿っています。
詳しくは以下のリンクを参照してください。
ブラック企業
私が就職活動をしていた20年位前からブラック企業という言葉が出回るようになりました。
ブラック企業とは、「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む企業」のことを言います。
主に成長過程にある企業に多く、お金持ちの資本家(経営者)がお金のない庶民を安い給料でコキ遣って商売し、 経営者ばかりが大儲けする「資本主義」の闇の代表がブラック企業と言えます。
ブラック企業に就職するということ自体、お金を搾取される訳ではありませんが、月10万円台の低賃金で長時間の労働を強要され、あなた自身の「人生」が搾取されることになります。
私も就職フェアに出展しているブラック企業の説明会にも何度と参加したことはありますが、社員の説明内容からして明らかに怪しいと思わせる節がたくさんありました。
こういった「怪しさを嗅ぎ取る力」はネットで調べればいくらでも身に付けることができます。
しかし、情弱はそういった学習をしないことから、結果的に「自身の人生」を犠牲にすることになるのです。
こうなる前に、早くブラック企業から脱出すればいいのですが、ここでも情弱は今の労働条件が違法だということを理解できず、今の環境が一番いいと思い込んでしまうのです。
「自分にはこの道しかない」
「転職する勇気がない」
そういった思いがブラック企業からの脱出を一層困難にします。
そして、精神的なものものを含めた暴力制裁・職場いじめ、いわゆるパワハラにより、うつ病になるまで追い詰められます。
ブラック企業は、あなたのお金どころか命を搾取しようとします。
そうなる前に一刻も早く逃げてください。
あなたの人生がこんなちっぽけなブラック企業なんかの犠牲になるなんて、考えただけで不幸極まりないです。
(2021/07/11 11:00:47時点 Amazon調べ-詳細)
この本があなたの不幸を救うかもしれません。
とにかく、あなたが今いる状況が異常であることを早く知るべきです。
情弱ビジネスの犠牲にならないためには?
情報弱者として国や企業から搾取されないようにする方法は一つしかありません。
「とにかく、本を読むなどして勉強すること」です。
「本を買うお金がもったいない」「本を読む時間なんかない」などと言っていると、そのようなコスト・時間以上に「情強」はあなた自身をどんどん搾取しようとします。
その前に少しでも早く「情弱」から脱出し、垂れ流しになっている「お金」と「時間」を食い止めなければいけません。
誰しも、最初は「情弱」からのスタートなのです。
情報弱者と情報強者の分かれ目は、そこからの時間の使い方にかかっています。
今からでも遅くないです。
情報強者になるための活動を進めていきましょう。
そこで、私が今まで読んだ本の中でも、かなりためになった本を下に紹介しておきます。
・カイジ「命より重い!」お金の話(難易度:易)
(2024/11/20 17:59:27時点 Amazon調べ-詳細)
学校ではお金のことなど教えてくれません。
それには、明確な理由があります。
国が【何でも言うことを聞く企業戦士を大量に育て上げたい】からです。
国は「金のことなどうだうだ言ってないで、とにかく働いて、税金を国に納めろ!」
と言っているのです。
しかし、それでは完全に国の言いなりですし、いいように扱われて終わりです。
だからこそ、私たちは「お金」の勉強をしなければいけません。
マネーリテラシーは重要です。
日本経済の裏の闇は非常に奥深く、お金について知らないと様々な企業から目をつけられ、法律の範囲内で「正当に」搾取されます。
ですので、勉強しないことでのリスクは非常に大きいのです。
この本は、安直に考えて生活することの怖さを教えてくれます。
具体的な「搾取」のパターンも紹介されています。
「お金」について勉強したい人は、まずこの本から始めてみることをお勧めします。
下手なビジネス書より、よほど本質をついています。
・本当の自由を手に入れるお金の大学(難易度:易)
この本では体系的に経済的自由になれる方法が記載されています。
私は、筆者のYouTubeをよく見ますが、様々なビジネス系youtuberやインフルエンサーの中でも、最も信用できると断言できます。
そんな彼が今回、出版したのがこの「お金の大学」で、マネーについて体系的に非常に分かりやすく説明されています。
本書を読んで、全体像を理解し、詳細を知りたいところについては、かいつまんで筆者のYouTubeを視聴すると理解がより進むでしょう。
マネーリテラシーを向上させたい人にとっては間違いなくバイブルとなる本です。
・マーケット感覚を身につけようー「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法(難易度:中)
この本は、簡単に言うと世の中のニーズに応えるための感覚を磨いてくことの大切さを説明した本。
自分の仕事には関係ない、自分が生きていくには必要がないなどと考える人もいるかもしれません。
しかし、その考え方は間違っています。
仕事、日常生活、結婚、すべてにおいてマーケットがあり、その感覚がズレていると確実に損をする。
例えば、資格一つにしてもそうです。
弁護士や税理士の資格は難関な資格だから、これさえ取れば将来安泰だと言う人がいますが、顧客がつかず事務所を閉めざるを得ない状況に追い込まれてしまう人が後を立ちません。
これは、「国」の乏しいマーケット感覚により、大量の資格取得者を生み出してしまい、需給バランスが完全に崩れてしまった為にこのような状態が起こっているのです。
当然、資格取得者が多くなれば、一人当たりの顧客数は少なくなるため、それまでのように「あぐらをかいてでも」顧客が来るようなことは、まずありえません。
それなのに、法律や税金のことしか勉強をせず、最も大事なマーケティング感覚を養ってこなかったことから、他との差別化を図ることができずに「こんなはずじゃなかった」と言ってフェードアウトしてしまうのです。
客観的な視点で考えずに闇雲に事業を始めてしまったツケが、後になってのしかかってきます。
そうならないためにも、マーケット感覚を養うことは「非常に」重要です。
本書はその感覚を養うためのバイブルとなるものです。
・お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ(難易度:難)
(2022/07/24 11:38:54時点 Amazon調べ-詳細)
この本も、日本経済の奥深い闇について語られた非常に興味深い本です。
日本社会の制度の歪みを逆手に取った、合法的に節税ができる方法などを紹介しています。
この本を読めば、いかに日本のサラリーマンが税金と社会保険料を搾取されているかということがよく分かります。
その他、個人と法人の使い分けによる節税方法、自営業者の経費の使い方、賃貸とマイホームどちらがよいか、生命保険が不要な理由、お金を確実に増やす方法、無駄遣いをしない方法など、生きていく上でのテクニックが分かりやすく説明されています。
この本も金儲けの基本書となることは間違いありません。
まとめ
日本は資本主義社会です。
資本主義の本質は、情弱から搾取することにあります。
情強が情弱からお金を巻き上げて、情強がさらに強くなるのです。
周りを見てください。
一般的に言われるお金持ちは、たくさんの本を読み、勉強をし、芯が強く、自分の立ち位置を理解しています。
一方で、いつまでたっても貧乏から抜け出せない人たちは、目先の結果ばかりを求め、何も調べず、事なかれ主義で、判断基準を持っておらず、自分は間違っていないと思い込んでおり、一発逆転を狙った生き方をするような人たちばかりなのです。
みんな初めは情報弱者からスタートするのです。
情報弱者と情報強者の分かれ目は、そこからの時間の使い方にかかっています。
今からでも遅くないです。
情報強者になるための活動を進めていきましょう。
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