「実家依存症」
最近よく聞くこのフレーズ、男性の場合はマザコンなどとよく言われますが、女性の方もなかなかしぶとくて厄介です。
このブログでは、私が実家依存症の妻と暮らした経験をまとめています。
この記事を通じて、
- 実家依存症の妻と結婚し、一緒に生活をすることは、大変な苦痛を伴うこと。
- 実家依存症の妻と関わることは、夫の人生を狂わせるだけでなく、その他多くの人たちも巻き込んで危害を加えること。
- 実家依存症の妻との離婚は想像を絶するレベルで精神的な負担を強いられること。
以上のことをこのブログを訪れた方々に分かっていただきたく、今までの離婚に至るまでの経緯をまとめました。
この記事をお読みいただき、少しでも多くの方にこの悲劇を回避していただければと思います。
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実家依存妻との出会いから結婚まで
私もアラフォーになって、世の中にはいろんな人間がいることが分かってきた。
職場やプライベートなどで知り合う人達の中でも初対面の時に感じた雰囲気と、その後お互いに話を重ねることで見えてくる本当の姿とのギャップは少なからずあるものだ。
しかし、元妻ほど付き合い出した時と結婚後でここまでギャップが大きい人間は後にも先にも彼女くらいだろう。
元妻との出会いは私が31歳の時で妻が28歳の時、最初会った時は良くも悪くも普通の人という感じ。
付き合いを始めてからは本人も家の現状を悟られたくないと思ったのか、特に親の話を話すこともなく定期的に会っていたのだが、付き合いだしてから3ヶ月もしないある日、急に彼女から実家に来て欲しいと言われた。
まだ、結婚など意識もしていなかったし、なぜ今?という考えが頭を巡ったが、今後の関係も考え、実家に訪問することとなった。
実際に彼女の実家に行ってみたら、周りは田んぼだらけの田舎の一軒家で、家の周りにはキラキラした風車のようなものが無数に回っており、防犯カメラも至る所に設置されるなど異質な環境が伝わってきた。
初めに挨拶をしてから、しばらく家族の話を聞いていたが、なんとも父親の存在感がほとんどなく、母親が頻繁に父親を叱責する場面がかなり見受けられたのだ。ここの家族は母親が全てを支配しているのだ。
この家にいると、あたかも北朝鮮にいるかのようなただならぬ雰囲気が漂ってくるのである。
しかも、母親は私と初めて出会ったにも関わらず、私が住んでいる家や勤務先など、終始尋問形式で聞かれ、なぜここまで言わなければいけないんだという思いだった。
ただ自分の中では、一人娘を持つ親とはこんなものなのだろうなぁという気持ちで、気に留めないよう必死に取り繕っていた。
しかし、後から聞いた話では、この尋問が母親のお目にかなう回答だったということで、この時点で晴れて娘と付き合うことを許可されるということになったらしい…。
元妻としては、それまでも私と仮で付き合ってはいたものの、今回の母親の承認で初めて私と正式に付き合うことにしたとのこと。なんとも納得しがたい話だ。
もはや、この家では娘の意思など考慮されることなく、母親が黒子のように後ろから娘の人生を操っているのだ。
私もこの時点で実家依存の予兆を察知できていればよかったのかもしれない。しかし、その時点での私の実家依存症にたいする経験値は無いに等しかった。
その後はとんとん拍子で結婚へ向けた話が続いた。しかし、ここでも母親のとんでもなく度を越す介入が頻発する。
新婚旅行の行き先への母親介入事件
いよいよ婚約という段階となり、結婚式の準備も終わった。残すは新婚旅行の準備だけということとなった。
私たちはダブルインカムの二人ではあったものの、お互い給与がそんなに高くなかった為、豪華なイベントを組むこともできず、国内旅行だけれども思い出に残る旅行にしようということで、北海道へ行くことに決めた。
国内とはいっても、限られた予算内に収まる程度のそれなりに良いホテルなどを予約していき、予定がほぼ固まる段階までいった。
その時、あの事件が起きた。
母親から私のスマホへ直接、旅行先についての不満の電話がかかって来たのだ。
「あの子の母親なんだけどさー!!
ウチの子と新婚旅行行くのに国内ってどういうこと?
新婚旅行くらい海外に行ったらいいじゃない!!
ウチの子をそんなに安く見られたら困るんだけど!!」
ここで私は非常に大きな恐怖を感じるとともに、イヤな予感がした。
こんな苦情の電話を直接、自分の携帯に掛けてくるような人など今まで自分の周りに存在しなかったし、これからずっとこんな電話が頻繁にかかってくるのではないかと危惧するようになった。
この親は自分の娘(31歳)に対する支配権を今までずっと持ってきたのだ。
ただ、いくばくかの不安は残ったものの、別に親と結婚する訳ではないし、実家から車で1時間半もの離れたマンションにこれから住む訳だから、実際の影響はほとんどないだろうと思った。
妻も結婚して子供が産まれたら性格もある程度は変わってくれるだろうという淡い期待を持つことにした。
そうして、前途多難な船出ではあったが、私たちは結婚することにした。
その後の結婚式で親戚、友人などさまざまな人に祝福される中で、これからの二人の生活が始まることとなった。妻は毎日張り切って料理を作り、洗濯物もこなしてくれた。
そして、家事をしながらも自宅近くの会社で派遣社員として再就職し、仕事・プライベート共に充実した生活を過ごしていた。
あの母親のことなど自分の頭の中から遠い彼方に消えていた。
ところが結婚してわずか3週間で事態は急変する。
この本は、著者がたくさんの人の人生にリアルに関わってきた方だからこそ書ける知恵が惜しみなく詰まった一冊だと思います。
キラキラした夢のようなことばかりではなく、耳の痛いことや現実的なアドバイスが書かれているところに誠実さを感じます。
言葉のひとつひとつに人の存在そのものを大切にする思いが伝わってくるので、人生や働き方に迷っている人はもちろん、自己肯定感をアップしたい人にもおすすめします。
良書です。
【つづく】
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