離婚

【泥沼の離婚調停バトル】実家依存症の妻との離婚裁判ブログ その14

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「実家依存症」

最近よく聞くこのフレーズ、男性の場合はマザコンなどとよく言われますが、女性の方もなかなかしぶとくて厄介です。

このブログでは、私が実家依存症の妻と暮らした経験をまとめています。

この記事を通じて、

  • 実家依存症の妻と結婚し、一緒に生活をすることがいかに大変な苦痛を伴うかということ。
  • 実家依存症の妻と関わることは、夫の人生を狂わせるだけでなく、その他多くの人たちも巻き込んで危害を加えること。
  • 実家依存症の妻との離婚は想像を絶するレベルで精神的な負担を強いられること。

以上のことをこのブログを訪れた方々にご理解いただきたく、今までの離婚に至るまでの経緯をまとめました。

この記事をお読みいただき、少しでも多くの方にこの悲劇を回避していただければと思います。

【実家依存症まとめサイト】

全33編の実家依存症ブログのまとめリンク集です。

一気読みしたい方はこちらからどうぞ。

【まとめ】実家依存症の妻は、今後も実家に依存し続けられるのか?【実家依存症の末路】 「実家依存症」とは、 その名の通り、自分の実家に依存しきっている状態を指します。一般的な頻度を超えて、過度に帰省したり、自分の...

離婚調停バトル直前の緊張感

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離婚調停申立書を作成してから1カ月経過し、ついに離婚調停前夜となった。

なんとなく、就職面接前や入学試験前といった緊張感に似たものがある。

ただし、私の最寄りの家庭裁判所は偶然にも勤務先から徒歩10分圏内にあるので、仕事を休むことなく調停に挑むことができる。

これはある意味、ラッキーなことだ。

そのようなことを考えていると、弁護士から電話が掛かってきた。

弁護士:「明日はいよいよ離婚調停初日ですね。

当日はリラックスしていきましょう。

私からも事前の備えといいますか、少しでも多くの情報をお伝えしたかったので、今日は連絡させていただきました。」

私:「ありがとうございます。

どういったことを教えていただけるのですか?」

弁護士:「えぇ。まず、相手方の弁護士事務所についてなんですが、どうやら交通事故を専門としている事務所みたいです。

弁護士報酬は格安で、量をこなすことで回しているようですので、今回のような離婚調停のサポートが適切になされるのか疑問ですよ。

相手さんも弁護士には妥協なされましたねぇ。」

私:「えっ、相手弁護士の専門性が今後の離婚調停に影響することはあるのですか?」

弁護士:「それは大いにありますよ。

やはり離婚分野に疎い弁護士は、調停にも不利に働きやすくなりますね。

今回は交通事故系の弁護士事務所のようですので、こちらに有利に動く可能性は高いと思います。」

私:「なるほど。そうであればありがたいです!」

弁護士:「それと、調停委員へ誠実さを示すことはとても大事です。」

私:「誠実さですか…、やはり話し方なんかが決め手になってくるんですかね?」

弁護士:「それもそうなんですが、【見た目】も非常に大事なんです。

調停委員も人の子なんで最初にあった時の印象が良いほうが、その後の調停で有利に働きやすいです。」

私:【見た目】ですか。

ということはきちんとした服装を着ていった方がいいんですかね?」

弁護士:「そうですね。

ちなみにあなたは明日、裁判所近くの会社でお仕事をされて、途中で抜けて来られるのですよね?

そうであれば、スーツを着て来られるということでよろしいですか?」

私:「はい、そうしようと思っているんですけれども…。」

弁護士:「いいですね。その服装が一番いいんですよ。

調停委員の第一印象が大分違いますよ。」

私:「へー、そんなものなんですね。」

弁護士:「あと、できれば会社の社章も付けてきてください。

離婚調停はとにかく見た目が大事なんです。」

私:「わ、分かりました。」

そして、ついに離婚調停当日

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私は、この日のために何を話すかをほぼ全て暗記してきた。

調停委員が質問してきそうな内容もあらかじめメモに控え、自分なりの想定問答集を作成した。やっていることはほとんど就職活動の面接対策のようなものだ。

今日は特別に会社に無理を言って仕事の途中で抜けさせてもらった。

同僚の目もあるので、一応表向きは病院へ検査を受けに行くという体にした。

しかし、歩いて裁判所に向かう時の足取りのなんと重いこと!

私は用意していたメモを見ながら、本番直前の対策に励んでいた。

ほどなくして、裁判所前に到着。

いかにも裁判所という感じの荘厳な建物だ。

「あの建物の中に妻がいるのか…。」

物思いにふけながら、裁判所の中へと入っていった。

裁判所内での人間観察

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裁判所というと厳かなものだと思っていたが、建物の中に入ってみると、意外と日常的な空間だった。

個人的には、運転免許試験場みたいな空気感だと思った。

調停開始まで時間があったので、弁護士はまだ到着していなかった。

入り口付近の待合室で人間観察してみる。

交通事故や違反で出頭する人、相続で揉めている人、融資の回収が滞っていて困っている人、そして私のような離婚で揉めている人。

ここにいるだけで様々な人生模様が見えてくる。

弁護士と当事者が真剣に話し合っているのが、どこからともなく聞こえて来るのだ。

私も、今日は自分の人生の中で、忘れられない一日になるだろう。

そうこうしているうちに、弁護士が裁判所に入ってくるのが見えた。

弁護士:「どうもー。

ついに今日が来ましたね。

いつも通りの自然体でいきましょう。

もし調停で返答に詰まったら、私がサポートしますよ。」

私:「ありがとうございます。

今日は一日、よろしくお願いします。」

二人は調停フロアのある2階へ向かった。

フロア入り口にて、今日の調停の受付を済ませる。

受付担当者:「2つの待合室がありますが、奥に見えるほうの待合室でお待ち下さい。」

弁護士:「分かりました。」

私:「待合室が2つあることに何か意味があるのですか?」

弁護士:「えぇ、調停フロアには申立人待合室と相手方待合室の2つの待合室がありまして、当事者同士がバッティングしないように配慮されているのですよ。」

私:「なるほどー、そういうことだったんですね。勉強になります。」

2人は相手方待合室に入った。

幸い、待合室には他に誰もおらず、私たちは調停直前の対策を取ることができた。

弁護士:「まもなく調停がスタートしますよ。

先攻は申立人と決まっています。

大体30分くらい交互に話をして、合計で2時間くらいかかります。

長丁場になることは覚悟しなければいけません。」

私:「結構な時間かかるんですね…。

ちなみに、申立人が先攻ということは、我々はこれから30分間、ここで待たなければいけないということなんですか?」

弁護士:「そうなります。

その間に事前対策をしたり、暇つぶしのゲームをしたり、瞑想したり、さまざまな人がいますよ。」

私:「そうなんですね。

とりあえず、私は事前対策を取ることにします。」

それからの30分間は心理的にとても長く感じた。

相手は今、何を話しているんだろうか?

離婚の意思や子供、お金のことなど話すことはたくさんあるだろう。

ただし、それに対する調停委員の心証はどうなるだろう、といった色んなことが頭の中を巡っていて、気持ちが落ち着くことは全くなかった。

しーんとした待合室で待つこと30分、向こうのほうからカツカツという足音が聞こえ、その音が次第に大きくなる。

調停委員:「お待たせしました。

申立人さんとの話し合いが終わりましたので、今度は相手方さんの番です。

調停室まで来てください。」

調停委員の後ろを二人が歩く。

調停室が近づくにつれ、心臓の鼓動が次第に激しくなってきた。

そしてついに、調停室に入った。

はじめての調停室

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入った瞬間、若干拍子抜けした。というのも、「裁判所」というには程遠い光景であったからだ。

広さはワンルームマンションくらいで、真ん中には小さめの色あせたテーブルと5つの椅子が置かれているだけだ。

前に座っている男女二人の調停委員が今回の調停を進めることになるとのこと。

男性の方は60代くらいの、お偉いさんといった風貌の人。女性の方も同じくらいの年齢でいかにもマダムといった感じの人だ。

調停委員男:「はじめまして。

これからは、私が今回の調停の進行役となります。

隣にいる女性は書記役となります。

まずは本人確認ということで本人確認書類をお見せいただけますか?」

私は自身の運転免許証を見せた。

調停委員男:「それでは、これからの調停について簡単なガイダンスをしますので、よく聞いておいてください。」

といい、下に記載しているような説明を始めた。

  • 裁判官と調停委員で構成する調停委員会が担当すること
  • 調停が話合いの場であること
  • 調停は非公開であること
  • 調停委員には守秘義務があること
  • 裁判所が判断するのではなく当事者の合意が必要なこと
  • 調停で決まった事柄は効力を持つこと
  • 調停で合意しなければ審判や裁判が用意されていること
  • 交互に調停委員と話すこと
  • その他の調停手続きを進めていく上で当事者双方に守って欲しい事項など

調停委員男:「説明は以上ですが、よろしいですか?」

私:「はい、分かりました。」

調停委員男:「それでは、これからあなた方との話合いを始めます。

それにあたって一つお伝えしなければならないことがあるのですが…。」

私:「は、はい。」

その後、私たちは衝撃の事実を知ることになるのである。


この本は子育てしている方はもちろん、子どもと関わる仕事、そして自分のためにも読み応えあり、気づきが多い一冊でした。

ひとり親でも親戚、友達など親が豊かな人間関係を育み、それを子どもに見せていれば社会性は身についていきます。

ですので、子供が健全に育つか育たないかは、親がひとりかふたりかという点と関係ないのだとよく理解できました。

ひとり親はもちろん勇気づけられますが、
ひとり親でなくても大いに参考になる内容だと思います。

全ての親にオススメできます!

【つづく】

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