離婚

【調停で自暴自棄になったら一生後悔】実家依存症の妻との離婚裁判ブログ その24

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「実家依存症」

最近よく聞くこのフレーズ、男性の場合はマザコンなどとよく言われますが、女性の方もなかなかしぶとくて厄介です。

このブログでは、私が実家依存症の妻と暮らした経験をまとめています。

この記事を通じて、

  • 実家依存症の妻と結婚し、一緒に生活をすることがいかに大変な苦痛を伴うかということ。
  • 実家依存症の妻と関わることは、夫の人生を狂わせるだけでなく、その他多くの人たちも巻き込んで危害を加えること。
  • 実家依存症の妻との離婚は想像を絶するレベルで精神的な負担を強いられること。

以上のことをこのブログを訪れた方々にご理解いただきたく、今までの離婚に至るまでの経緯をまとめました。

この記事をお読みいただき、少しでも多くの方にこの悲劇を回避していただければと思います。

【実家依存症まとめサイト】

全33編の実家依存症ブログのまとめリンク集です。

一気読みしたい方はこちらからどうぞ。

【まとめ】実家依存症の妻は、今後も実家に依存し続けられるのか?【実家依存症の末路】 「実家依存症」とは、 その名の通り、自分の実家に依存しきっている状態を指します。一般的な頻度を超えて、過度に帰省したり、自分の...

財産分与でも自らの主張を繰り広げる妻(続き)

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調停委員男:「最後に財産分与についてですが、あなたの預金残高90万円について彼女に伝えたところ、【そんなはずはない】とおっしゃられています。

預金については、他の銀行にもあるはずだとの主張です。

しかも、それ以外に株もあるだろうと主張されていますが、どうされますか。」

私:「何度も申し上げますが、結婚後に積み立ててきたお金はこれだけです。

私は自分の給料を全て生活費に充当してきました。彼女の小遣いも含めて、です。

貯金などほとんどできる環境にありませんでした。

株なども保有していません。そんなことにそもそも興味がありません。

なお、ご存知かと思いますが、彼女も仕事をしています

私は彼女の収入がいくら位あるのか知りませんが、少なくとも生活費や自分の小遣いすら充当していないわけですから、相応の財産があるはずです。

私が開示しているのですから、彼女も開示するべきです。

確か〇〇銀行と△△銀行に預金残高があるはずです。

彼女が自分の財産を開示するまで、私はこの調停を終結させるつもりはありません。」

調停委員男:「そうですか。あなたはこれ以上、財産がないということですね。

分かりました。あなたの主張も含めて彼女に伝えます。

一度、控え室へお戻りください。」

多少、言い過ぎた感はあるが、彼女の攻勢を少しでも抑えるためにはこれぐらいの発言は必要だ。

親権では譲歩を選ばざるを得なかったが、少なくとも金銭面の交渉については、妥協はせずに正面から戦いたいと思っている。

いずれにしろ、彼女が自らの財産を開示するまでは、この交渉は徹底的に継続していこうと思っている。

弁護士とのぶつかり合い

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(控え室にて)

私:「財産分与どころか、面会交流権の話だけでここまでまとまらないものなんですね…。」

弁護士:「相手もなかなか言いたいこと言ってきますね。私の想定以上でした。」

私:「ここまで話が伝わらないと、もう投げ出したくなってきますね。」

弁護士:「どういうことですか?」

私:「いや、子供もまだ小さいですし、彼女とここまで揉めに揉めているわけですから、仮に定期的に子供と会う契約をしたとしても、彼女がそんなにあっさりと子供に会わせるだろうかという疑念しかありません。

しかも、そんな中で子供と会ったとしても、本当に子供のためになるのだろうかという思いもあります。

私も彼女と連絡を取ることすら、もう受け付けなくなってきています。

なので、もう面会交流権は放棄して、その代わり金銭問題で徹底的に戦って行こうかなと思っているんです。」

弁護士:「それでは、子供との面会は今後一切しないということですか?」

私:「いや、子供もある程度大きくなって、状況が把握できるようになってから、再度面会交流権の調停を起こそうかなと思いまして。」

弁護士:「あなたがそう思われるのなら、私は反対しません。

ただし、あなたはこの状況に至って、少し自暴自棄になっているのではありませんか?

再度調停を起こすには、余分な資金が必要となるだけでなく、時間の浪費にもつながります。

なにしろ、精神的な面であなた自身が辛くなるだけです。

私は、調停で自暴自棄になって、後で後悔する人をたくさん見ています。

ここで立ち止まって考え直すのも一つですよ。」

私:「いや、もういいんです。

あそこまで妻から厳しい面会交流の条件を突きつけられて、大人しく従っていくのも自分なりに納得が行かないのです。

そういうことを考えすぎて、過去を引きずってしまうより、もっと将来のことを考えた方が良くないですか?

そんなことを考えるなら、いっそのこと面会交流権については諦めて、その代わりに金銭問題で徹底的に戦った方がいいと思っています。」

弁護士:「そうはおっしゃいますが、面会交流権と養育費はまったく別の制度なのですよ。

面会しなくていいから、養育費を減額するとか払わなくていい、といった交渉はできないのです。

面会交流権を放棄しても、養育費問題では徹底的に値段を吊り上げられるかもしれませんよ。

それでもいいのですか?」

私:「ハァ、もうなんかいろんな問題が押し寄せすぎて、処理しきれません。

とにかく、彼女とはこれ以上連絡を取りたくないので、面会交流権は放棄します。

金銭問題だけで戦わせてください。」

この選択が、後々後悔を残すことになる。

調停委員女:「相手方との話し合いが終わりました。調停室へお入りください。」

調停委員男:「お待たせ致しました。それでは、まず面会交流権について相手方との交渉を行いましたので、お伝えしたいと思います。」

私:「すいません、せっかく相手方と交渉していただいて本当に申し訳ないのですが、面会交流権についてはもう放棄しようと思っているのです。」

調停委員男:「それは一体どうしてですか!?」

私:「もう、彼女とここまで揉めに揉めているわけですから、仮に子供と会う契約を交わしたとしても、彼女がそんなにあっさりと子供に会わせるだろうか、疑念しかありません。

しかも、彼女の親も巻き込んだトラブルとなる可能性も想像に難くありません。

このような状況を、まだ右も左も分からない子供に見せて、果たして子供のためになるのだろうかという疑念があるのです。

それに加えて、私自身も今後、彼女と連絡を取ることすらもう受け付けなくなってきています。

子供がもう少し大きくなれば、向こうの家族にも色々と動きが出て来るだろうと思いますので、その頃合いを見計らって、再度面会交流権の調停を起こそうかなと思っています。」

調停委員男:「おっしゃることは分かります。

ただし、相手方もある程度、譲歩してくれているのですよ。

面会場所について、ある程度融通を利かせてくれそうなのです。」

私:「そうなんですね。

彼女と交渉いただき、ありがとうございます。

しかし、もう自分の気持ちがこれ以上、彼女一家と連絡を取ろうというところまで至りません。

面会交流権は親の権利ではなく、あくまでも子供の権利だということも聞いております。

子供が大きくなって、父親に会いたいという時が来れば、その時は喜んで会いにいきたいと思います。

ですので、今回は面会交流権については棄権とさせてください。」

調停委員男:「そうですか…。

そこまでおっしゃるのであれば、致し方ありませんね。

面会交流権についてはここまでにしましょう。」

この時は、妻一家との連絡を取るくらいなら、面会交流権を棄権してしまった方がまだマシだという思いしかなかった。

しかし、現時点で離婚してから4年経過しようとしているが、未だに子供には会えていない

もちろん、今でもあの親子に連絡を取りたいとはまったく思わないが、面会交流権だけでも締結しておけば良かったという後悔はある。

これから調停に挑もうとされている方は、その場の空気でくれぐれも自暴自棄にならないように十分気をつけていただきたい。

自分の財産について、しらを切り続ける妻

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調停委員男:「それでは、財産分与の交渉についてお伝えします。

まず、相手方は通帳などの資産が開示できるものは何も持参されていません。

そして、【自分は言われるような資産は持っていないので、そんなところを攻めるだけ無駄だ】とも発言しています。

これをどう捉えられるかは、あなたにお任せしますが、あくまでも資産は無いというのが相手方の主張です。」

私:「彼女は資産を持っているはずです。

おそらく、私の資産を大幅に上回る預金を持っているはずです。

なので、この問題については妥協はしません。

彼女が次回の調停で二つの銀行の通帳を必ず持参するように要請します。

もし、持参しなければ、この調停を終わらせるつもりはありません。

次回の調停で全財産を開示するよう、強く伝えてください。」

調停委員男:「そうですか。

それでは、後ほど彼女に伝えることとします。」

次は婚姻費用交渉だ。

まだまだ、譲れない交渉は続く。


離婚調停であなたが話す相手は、夫、妻ではなく「調停委員」です。

私も経験しましたが、「調停委員」が納得できる「話し方」にはコツがあります

「調停委員」とは、どんな人達か? その価値観はどういったものなのか?

「調停委員」の価値観を知ることで、調停委員を説得するためのポイントが分かります。

調停委員を説得するには、必ずしも口のうまさはいりません

調停委員の説得場面では、「話がうまい」ことは、かえって逆効果なのです。

それよりも、調停委員の「価値観」「考え方」を知り、調停委員に響く「話し方」を身につけることが大切です

本書は、裁判所という場所がどういうところなのか、調停委員の役割とは何なのかという一般的な基礎から、誰にでもできる簡単な方法で「話し方」を変え、離婚調停の流れを変えるためのノウハウに至るまで、様々な核心的要素が詰まっています。

この本を読み終えたとき、「調停委員に響くために、本当に必要な話し方が分かった! 」と、自信を持てるようになると思います。

価格も250円と安いので、読んでみる価値は十分にあります。

 

離婚調停は話し方で変わる: 弁護士が離婚調停の伝わる話し方5つのステップを大公開 (ききょう出版)

 

【つづく】

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