- 「モバイルWiFiって簡単にインターネットに繋げるのかな?」
- 「モバイルWiFi のデメリットについて知りたい」
- 「モバイルWiFiを契約するなら、どの会社がいいの?」
いろんなサイトを見ても専門用語が多すぎてモバイルWiFiの良さがよく分かりませんよね。
一見、光回線と同じインターネット回線のように見えて全く別物なのです。
このページでは、あなたに合ったインターネットの選び方を紹介します。
どの会社と契約すれば、一番確実でお得なのかについても、徹底的に比較検証していきます。
最後まで読めば、モバイルWiFiについての理解が深まり、快適なインターネット生活が送れることになるでしょう。
そもそもモバイルWiFiってなに?
モバイルWiFiとは簡単にいうと、面倒な回線工事が一切なく、端末が届いたら簡単な設定でインターネットが楽しめる、持ち運び可能な通信端末のことをいいます。
モバイルWiFiがおすすめな人
- どこでもWiFiで快適にインターネットを楽しみたい人
- わざわざ光回線の工事をせずに簡単にインターネットにつなぎたい人
- 少しでも安くインターネットを利用したい人
どんな利用方法があるの?
- 自宅でNetflixやAmazonプライムビデオを快適に観ることができる
- ネットを使ったゲームが楽しめる
- 自宅や外出先でネットを使った仕事を難なくこなせる
- スマートフォンで速度制限がかかっても、その影響を受けることなくネットを楽しむことができる
なお、モバイルWiFiの利用者はどんどん増えていっており、現在では普及率が40%を超えています。
今後もますます利用者の増加が見込まれると考えられます。
インターネットの仕組みからモバイルWiFiを知る
モバイルWiFiを申し込むなら、インターネット全体の仕組みを知る必要があります。
ここではまず、インターネットとWiFiの仕組みから説明していきます。
インターネットの全体図と照らし合わせながら読み進めていきましょう。
「光回線」(有線タイプ)とは
「光回線」とは、「光ファイバーケーブル」を使って通信するインターネット回線のことです。
最寄りの電柱から自宅まで「光ファイバーケーブル」でつなぎ、有線で通信します。
「モバイルWiFi」(無線タイプ)とは
「モバイルWiFi」とは、持ち運びができる「小さなWiFiルーター(端末)でインターネットにつなげられるサービス」のことを言います。
回線の契約をすることで、どこでもインターネットを利用することができます。
「モバイルWiFi」と「ポケットWiFi」の違いについて
「ポケットWiFi」という名前は、Y!mbile(ワイモバイル)という会社のサービス名なのですが、サービスが大きく広まったことで、今では「モバイルWiFi」自体のことを指す言葉になりました。
ですので、「モバイルWiFi」=「ポケットWiFi」と考えて問題ありません。
「WiFi」には大きく分けると2種類あって、「光回線」を使う「一般的なWiFi」と、携帯電話と同じ仕組みの「モバイルWiFi (ポケットWiFi )」があります。
「一般的なWiFi」とは
光回線で「家の壁のところまでは来ている」状態のネット回線を「WiFiルーター」という機械を経由させて 「WiFi」という電波にしてパソコンやスマホに届くようしている状態が「一般的なWiFi」というものです。
「モバイルWiFi (ポケットWiFi )」とは
「モバイルWiFi (ポケットWiFi )」の場合はスマホと同じように、携帯可能な「モバイルWiFi端末」が基地局と呼ばれる大きなアンテナからの電波を受けて、インターネットに繋がっています。
それを「WiFi」という別の電波に変えて、パソコンやスマホに届けています。
最後の部分は「光回線」も「モバイルWiFi (ポケットWiFi )」も同じなので、使える機器などはどちらのタイプでも変わりません。
モバイルWiFiのメリットとデメリットを知ろう
ここでは、主に3つの視点からモバイルWiFi(ポケットWiFi )のメリットとデメリットについて、光回線と比較していきます。
モバイルWiFi(ポケットWiFi )のメリットとデメリットについて、これから詳しく解説していきます。
料 金
初期費用:○
光回線の場合は初期費用として、2万円を超える工事代金が必要となります。
工事費を月々分割払いにして割引し、実質無料にしているケースもありますが、その費用が払い終わらないうちに解約をしようとすると、残りの工事費を一括で支払わなくてはいけません。
また、回線を撤去するには別途、回線撤去工事費も必要となります。
それに対して、モバイルWiFiの初期費用は事務手数料の約3,000円のみです。
別途、モバイルWiFi端末が必要となりますが、WiMAX系の代理店販売の場合は端末代金も無料なので、中途解約時の残債請求もありません。
ですので、初期費用については、明らかにモバイルWiFiが有利です。
月額料金:○
月額料金についても、モバイルWiFiは光回線に比べて1,000円〜2,000円程度安くなるケースが多く、初期費用含め費用面では有利といえます。
快適さ
携帯性:○
モバイルWiFiの優れているところは、WiFiルーターをどこにでも持ち運べるということにあります。
家の中だけでなくカフェや電車の中など、エリア内であればどこでも自分の周りがWiFi環境になります。
引っ越しなどでその都度、契約し直す必要もありません。
回線速度:△
回線速度は光回線の方が倍以上早く、安定しています。
やはり速度については光回線に軍配が上がります。
ただ、オンラインゲームやオンライン会議など、高速大容量の回線が必要なケースでない限り、モバイルWiFiの速度で十分だと言えます。
もしあなたが、動画配信サービスやネットサーフィンなど、一般的なネット利用の範囲内であれば、モバイルWiFiで十分です。
YouTubeの視聴は1080ピクセルのフルHDの解像度で十分なので、5Mbpsあれば快適にYouTubeを観ることができます。
対して、モバイルWiFiは40Mbpsほどの回線速度ですので、視聴にはまったく問題ありません。
速度制限:△
モバイルWiFiを契約するなら、速度制限は注意しなければいけない項目です。
なお、速度制限には二種類あります。
上の図からも、制限が発生するのは、3日間で10GBを超えた日の次の日からその翌日をまたぐ数時間のみであり、速度制限中でも1Mbpsの速度は維持されます。
ちなみに1Mbpsは、YouTubeのSD画質を普通に観ることができるレベルです。
ですので、仮に制限がかかったとしても、そんなに心配するレベルのものではありません。
月間の通信制限
あらかじめ契約していた月間の通信容量を超えると、月末まで速度制限を受けるもの。
もし、通信容量が無制限となるプランを契約すると、月間の通信制限はありませんが、それでも短期間の通信制限は残りますので、注意が必要です。
導入の難易度
工事の要否:○
光回線の場合、申込みから工事まで1~2ヶ月はかかります。
又、WiFiルーターは別途購入しなければいけませんし、すべて自分で設定しなければいけないので、決して簡単ではありません。
対して、モバイルWiFiは、ネットで申し込めば数日で端末が届きます。
端末はスマートフォンと同じくらいの大きさで、届いたらSIMをさして、電源を入れるだけで準備完了です。
あとは、スマホやパソコン、ゲーム機などの受信側でWIFIの受信設定を行えば、すぐにネットを始めることができます。
設定自体は10分もあればできます。
結局、どれを申し込むのが得策なのか?
もし、ネット利用の目的がオンラインゲームなどの大容量かつ高速通信が必要なのであれば、100Mbps程度の速度が出る「光回線」をおすすめします。
ただし、一般的なネット利用の範囲内であれば、「モバイルWiFi(ポケットWiFi)」で十分です。
持ち運びできる快適さ、導入の手軽さ、トータルコストの安さ、どれをとっても「モバイルWiFi(ポケットWiFi)」の方が優れています。
モバイルWiFi を快適に利用するなら理解すべき、WiMAXとLTEの違い
最近、テレビなどでよく聞く「WiMAX」という言葉ですが、モバイルWiFi (ポケットWiFi )には大きく分けて「LTE」と「WiMAX」の2種類があります。
この2つの大きな違いは「回線」です。
「WiMAX」は今までの「LTE」よりも通信速度が早く安定しており、比較にならないくらいレベルが高くなっています。
ですので、基本的には、
モバイル(ポケット)WiFi = WiMAX
と考えてOKです。
これさえ分かれば、次の項目に飛んでも大丈夫です。→【モバイルWiFiの選び方】へ進む
もう少し詳しく知りたい方は、このまま読み進めてください。
「LTE」と「WiMAX」の違いについて、更に深掘りする
「LTE」は、 au・ docomo・Softbank の各キャリアと、Softbankが別事業として経営しているY!mbile(ワイモバイル)という会社のキャリア回線を使用してインターネットにつなぎます。
「LTE」がキャリア回線を使用しているのに対し、「WiMAX」はWiMAX2+というWiMAX専用の回線を使用しています。
WiMAX2+って何?
「WiMAX2+(ワイマックス・ツープラス)」とは、UQコミュニケーションズや、同社の回線を借り受けている各プロバイダ が提供している通信サービス(無線通信技術の規格の一つ)のことです。
「WiMAX」の回線サービス自体を提供しているのは、UQコミュニケーションズという会社です。
私たちが実際にWiMAXを契約できるのは、 UQコミュニケーションズが運営しているUQ WiMAXか、関連会社のauか、その他の各プロバイダ(代理店)となっています。
少しややこしくなりましたね。
要するにモバイルWiFiは、
- UQコミュニケーションズの「WiMAX陣営」
- docomo 、ソフトバンク、Y!mbileの「LTE陣営3社」
の二手に分かれています。
そして、その「WiMAX陣営」の下には
- 「UQ WiMAX」、「au」、「GMOとくとくBB」
などのプロバイダが属しています。
また、「LTE陣営」の下にも各種プロバイダがおり、各社がしのぎを削っているという構図です。
なお、下に「WiMAX」と「LTE」のメリット・デメリットを表にしてまとめました。
「WiMAX」は障害物にやや弱いというデメリットがあります。
低周波帯を利用している「LTE」は直進性が弱く、障害物があるときに、回り込んで電波が届く性質があるので、建物内でも比較的つながりやすいのです。
一方、「WiMAX」は、2.5GHzという高周波帯を利用するため、直進性が強くなり、通信速度が速くなります。
ただ、「真っ直ぐに進むのが得意」というのは、言い換えると「障害物を避けながら電波を送るのが苦手」ということです。
そのような性質から、建物内や大きなビルの近くといった場所では、ややつながりにくくなります。
これを補う手段として、別料金(月額1,005円)になりますが、UQコミュニケーションズの関連会社であるauの回線を併用することで、800MHz帯(プラチナバンド)の「LTE」も利用できます。
なお、その他の特徴である「通信速度」「通信容量」「料金の安さ」「キャンペーン実施の有無」においては、「WiMAX」が「LTE」より優れているといえます。
モバイルWiFiの選び方
モバイルWiFiの仕組みは何となく分かったけど、実際に自分に合ったモバイルWiFiをどうやって選べばいいか迷いますよね。
インターネットの世界には多くの通信会社と無数のプロバイダ(代理店)があって、各社の通信形態・価格・契約プランなど全て違ってきますので、一社ずつ調べていたらキリがありません。
そこでここでは、通信会社を比較する上で重要な「9つのポイント」に絞った上で、各通信会社のサービスを検証してみました。
最後まで読めば、通信会社やプロバイダを選ぶ際のポイントがつかめる構成になっています。
比較すべきポイントを知る
回線会社を比較する上で見るべきポイントは以下の9点です。
各回線会社は料金プランなどをあえて複雑にすることで、比較を困難にしています。
ここでは、それを分かりやすく説明していきます。
そして一覧表にした上で、どの回線会社が最もお得なのか、どのサービスが私たちにとってメリットがあるのかをここで明らかにしました。
その結果が下の図です。
結論から言うと、回線では「WiMAX」が、その中でも「GMOとくとくBB」というプロバイダが最もオススメできるサービスという結果になりました。
次の項目からはその理由について、一つずつ説明していきたいと思います。
通信速度
各社が大きい見出しで公表している通信速度はだいたいが「最大速度」で、普段はそんなに速度が出ることはまずありません。
ですので、ここでは実際の利用時に計測した速度の平均値を掲載しました。
(※WiMAXとauは同じ回線なので、同数値としています。)
この表でお分かりのように、「上り」の平均速度は各社ほぼ差はありません。
「上り」はインターネット上に画像などのデータを「アップロード」するときの速度なので、ほとんど気にする必要はありません。
むしろ、重要なのは「下り」の方です。
ホームページ閲覧や動画視聴で必要なのは「下り」なので、これがどれだけ速いかによって、インターネットの快適性が左右されるのです。
「下り」速度については、WiMAXはLTEに比べて大きな差こそありませんが、速度に一定の優位性はあります。
また、WiMAXは安定的で高品質な通信を提供しているので、安心してネットを楽しむことができます。
通信容量
一般的に、契約プランを決める際に通信容量で2つのプランを選ぶこととなります。
それは下のプランです。
- 通信容量が無制限のプラン
- 通信容量に上限があるプラン
ネットやメールだけであれば、通信容量を気にする必要はありませんが、動画やゲームだと、あっという間に容量オーバーなんてことはザラです。
もし、通信上限を超えると通信速度が超低速となり、まともにネットができなくなります。
通常、容量に上限があるプランも無制限のプランも月あたりの通信料に大きな差はありませんから、もし迷うなら無制限のプランにすることをお勧めします。
ここからは、各回線会社のデータ容量の違いについて説明していきます。
データ容量無制限を導入している会社
- UQ WiMAX(とくとくBB、ギガ放題)
- au
- ワイモバイル
データ容量に上限を設けている会社
- UQ WiMAX(とくとくBB、7GB)
- SoftBank(50GB)
- Docomo(60GB)
- ワイモバイル
UQ WiMAX(とくとくBB)とワイモバイルは、通信容量無制限プランと、通信容量上限(7G)プランの2種類を展開しています。
対して、SoftBankと docomoは通信容量上限プランしかありません。
しかも価格面においても、SoftBank(50GB)とdocomo(60GB)はデータ容量は多いとはいえ、かなり高額(他社のデータ容量無制限プランより高額)なので全くお勧めできません。
なお、WiMAXプロバイダのデータ容量上限ありプランは、大体がGMOとくとくBBと同じく1ヶ月あたり上限7GBとなっています。
この7GBでいったいどれだけのことができるのか、おおよその目安が下の表となります。
1ヶ月間で動画視聴を11時間以内に収めることは難しいのではないでしょうか?
もし、この目安を超えそうであれば、ためらわずデータ容量無制限プランを申込みすることをおすすめします。
その点では、UQ WiMAX(とくとくBB)は容量無制限にも関わらず、安値を維持しています。
速度制限条件
速度制限には2種類(短期間の通信制限、月間の通信制限)があります。
短期間の通信制限
直近3日間で一定の通信容量を超えるとその後、数時間程度、速度制限を受けるもの
月間の通信制限
あらかじめ契約していた月間の通信容量を超えると、月末まで速度制限を受けるもの(データ容量上限プラン契約者のみ)
データ容量無制限プランに申し込んでいる場合でも、短期間の通信制限に引っかかると通信制限を受けるので、注意が必要です。
ここでは、各回線会社ごとの制限の内容について説明していきます。
短期間の通信制限について
- docomoは短期間の制限はないものの、そもそも通信料がかなり高いのでおすすめできない
- SoftBankは3日間で3GB使っただけで、速度が128kbpsというとんでもない低速になるので、全くおすすめできない
- UQ WiMAX、au、ワイモバイルともに3日間で10GB以上利用すると、1Mbpsまで速度制限がかかる
結果的に、価格面も含めて最も制限がゆるい回線会社は③(UQ WiMAX、au、ワイモバイル)ということになります。
ちなみに、3日間で10GB以上を使用して制限がかかるイメージ図を作成してみました。
上の図からも、制限が発生するのは、3日間で10GBを超えた日の次の日からその翌日をまたぐ数時間のみであり、速度制限中でも、1Mbpsの速度は維持されます。
ちなみに1Mbpsは、YouTubeのSD画質を普通に観ることができるレベルです。
ですので、仮に制限がかかったとしても、そんなに心配するレベルのものではありません。
しかも、3日間で10GBという通信容量もそうそうオーバーするものではありません。
参考に3日間で10GB使い切るための目安を載せておきます。
この目安を見ても72時間(3日間)中、16時間(一日あたり5時間以上)も動画を見続けることは、そんなにないと思います。
月間の通信制限について
この制限はデータ容量に上限が設けられているプランを契約している場合のみ対象となります。
各回線会社とも、データ容量の上限(7Gなど)を超えると128kbpsという超低速になり、インターネットのブラウジングさえままならないレベルになります。
ですので、7GBなどの目安を超えそうであれば、データ容量無制限プランを申込みすることをおすすめします。
端末代金
モバイルWiFiを申し込む上で、端末代金が有料か無料かは非常に重要なポイントです。
しかし、端末代金の支払い方法については各プロバイダーにより異なる上、端末代金実質0円と記載されているにも関わらず、中途解約時に端末の残債を請求されるケースもあるので要注意です。
ここではプロバイダ毎の端末代金支払いの要否について下にまとめました。
プロバイダ名 | 回線 | 端末代金 |
---|---|---|
docomo | LTE | ×有料 |
SoftBank | LTE | ×有料 |
ワイモバイル | LTE | ×有料 |
au | WiMAX | ×有料 |
Broad WiMAX | WiMAX | ×有料 |
dis | WiMAX | ×有料 |
UQ WiMAX | WiMAX | ×有料 |
BIGLOBE | WiMAX | ×有料 |
GMOとくとくBB | WiMAX | ○無料 |
カシモ | WiMAX | ○無料 |
DTI | WiMAX | ○無料 |
ASAHIネット | WiMAX | ○無料 |
So-net | WiMAX | ○無料 |
以上より、端末が無料でかつ残債請求もないプロバイダ は
- GMOとくとくBB
- カシモ
- DTI
- ASAHIネット
- So−net
という結果になりました(全てWiMAX系プロバイダ)。
なお、「Broad WiMAX」は端末代金無料と謳っていますが、初期費用(3,000円とは別に2万円弱)と銘打った端末代金を請求するので要注意です。
これからはモバイルWiFiを申し込むなら、端末代金がかからない回線会社で契約するのが必須と言えるでしょう。
実質月額料金・キャンペーン
次の表は、最新機種を購入した場合の各回線会社の実質月額料金を簡単に表にしてまとめたものです。
月額料金についてはdocomoとsoftbankは圧倒的に高額ですので、おすすめできません。
UQ WiMAX(とくとくBB)、au、ワイモバイルの月額料金はほぼ同額ではありますが、 UQ WiMAX(とくとくBB)はキャッシュバックキャンペーンを行っているので、実質月額で見ると頭一つ抜きんでているといっていいでしょう。
キャンペーンは他に、BIGLOBE(WiMAX系)も行っていますが、実質的に端末代金と相殺され、差額数千円の支払が発生するため、有料で端末を購入するのと同じようなこととなります。
以上を考えると、端末代金も無料で提供しているUQ WiMAX(とくとくBB)が唯一のキャッシュバックキャンペーン実施会社と言っていいでしょう。
なぜ、WiMAX系のプロバイダ は利用料金が安いのか
UQ WiMAXやauなどの回線事業者はプロバイダに回線を提供し、回線使用料を得ています。
このため、回線事業者はプロバイダと競争する理由がなくなるので、利用料が高くなる傾向があります。
それに対し、プロバイダ(代理店)は顧客獲得のため、プロバイダ間での競争がはげしくなっています。
結果的に私たちからすると、プロバイダ経由での申込みの方が特典や割引が多く、おトクだということになります。
auのスマホ利用でさらに割引
auのスマホを利用している人は、月々のauスマホ料金を月額最大1,000円割引してくれる「auスマートバリューmine」というサービスがあります。
現在、auのスマホを利用している人は、「auスマートバリューmine」に対応しているプロバイダで契約すると、auの利用料が割引になります。
ただし、WiMAX系プロバイダによっては、auスマートバリューmineに対応していない会社もありますのでご注意ください。
auスマートバリューmineに対応していない会社
- カシモ
- dti
- asahi net
契約期間
au、docomo、softbankの通信キャリアは契約期間が2年であるのに対し、ここ最近のWiMAX系プロバイダは3年契約が主流です。
端末代金が無料であったり、多額のキャッシュバックを行っていることを考えれば致し方ないのかもしれませんね。
ただ、3年プランの途中解約のしづらさに対し、解約違約金を負担する「乗り換えキャンペーン」を実施するWiMAXプロバイダがあるのも事実。
例えば、WiMAXの通信や速度には満足でもプロバイダに不満があったり、新機種を利用するために異なるWiMAXプロバイダに乗り換えたいなどの場合、3年契約中でもBroad WiMAXの乗り換えキャンペーンなどを利用し、「実質解約金なし」でプロバイダを変更して料金を節約する方法もあります。
また、GMOとくとくBBでは、契約期間中の機種変更キャンペーンも行っており、長期契約の縛りを緩和させる環境も整いつつあります。
対応エリア・つながりやすさ
以下は、回線各社が公表している通信エリアマップを比較した表です。
各回線会社とも、関東・関西・名古屋地方でカバーするエリアの差はほとんどありません。
ですので、 WiMAXが他社よりもエリアで不利になるようなことはありません。
「WiMAX」は高周波帯を利用し、障害物を避けながら電波を送ることを苦手とするため、建物の中や山間部ではややつながりにくくなるかもしれません。
これを補う手段として、別料金(月額1,005円)になりますが、UQコミュニケーションズの関連会社であるauの回線を併用することで、800MHz帯(プラチナバンド)の「LTE」も利用できます。
つまり、「LTE」は「WiMAX」を兼ねることはできませんが、「WiMAX」は「LTE」の周波帯を兼ねることができるのです。
なお、WiMAX端末からの「LTE」の利用設定は、端末一つでできます。
ただし、WiMAXが建物内で繋がりにくいといっても、利用の障壁となるレベルではありません。
「LTE」を併用せずとも快適に回線を利用できることは間違いありません。
結論
それでは、モバイルWiFi は「LTE」と「WiMAX」のどちらを申し込むべきなのか?
結論から言うと、「WiMAX」を申し込むべきです。
理由は、「通信速度」「通信容量」「通信料金」において、「WiMAX」が「LTE」より優れているからです。
建物の中などでのつながりにくさがデメリットとなりますが、別料金(月額1,005円)で、「LTE」も併用できるので、デメリットもカバーできます。
「WiMAX」を確実かつ格安で契約するための手順
それでは、モバイルWiFiとして機能面、価格面ともに優秀な「WiMAX」を安全に、そして確実に契約するための方法をここから説明していきましょう。
WiMAXは3段階で決める
WiMAXを確実に契約する方法は全部で3ステップあります。
- もっとも安いプロバイダを決める
- 契約するプランを決める
- 端末を決める
たったこの3点を決めるだけなのですが、各社とも割引プランがややこしく比較がしづらい上、一歩間違うとまったく割引が受けられなくなるといった落とし穴も用意されています。
「WiMAX」の契約には「コツ」があります。
最大限に割引の恩恵を受けられるように、ここから先の説明は確実に落とし込んでください。
それでは、順番に解説していきましょう。
プロバイダを決める
「WiMAX」はどのプロバイダと契約しても、通信速度やサービス内容はまったく変わりません。
ですので、「いかに安いプロバイダと契約するか」が全てといっても過言ではありません。
各社とも割引プランが非常にややこしく、比較がしづらいため、ここではそれを分かりやすくし、実質月額料金の安いプロバイダ順に表にしてまとめました。
その結果、1位は「GMOとくとくBB」(実質月額:3,596円)、2位は「カシモWiMAX 」(実質月額:3,768円)となりました。
2社の特徴はそれぞれ
- GMOとくとくBB:端末代金無料+キャッシュバック27,000円
- カシモ:端末代金無料+月額料金の安さ
が実質月額料金の安さを牽引しています。
ですので、もしあなたが「とにかく料金を安く抑えたい」のであれば、「GMOとくとくBB」を契約するのがベストでしょう。
ただし、1つ購入前に知っておくべき注意点があります。
それは、「ある定められた期間中に必ずキャッシュバックの受取登録をする」という点です。
非常に簡単なことなのですが、このことを知らずに購入してしまうと、キャッシュバックが受け取れず、かえって高くついてしまうので注意してください。
契約11ヶ月目にGMOから送られる「口座情報登録メール」を開封し、1ヶ月以内に振込口座を登録する
この手続きさえすれば良く、非常に簡単です。
しかし、これを忘れると、キャッシュバックは一切もらえず、救済措置もありませんので十分注意してください。
ちなみに、私は下のアプリを使って、11ヶ月目にアラームが鳴るように設定し、確実にキャッシュバックを得ることができました。
Refills Lite – カレンダー・スケジュール帳
FUJISOFT Inc.無料posted withアプリーチ
ダウンロード自体、無料ですので試してみるのも一つですね。
もし、この手続きを取ることが面倒くさい、もっと分かりやすく割引を受けたいという方は、2位の「カシモWiMAX 」をおすすめします。
カシモWiMAXは、ただただ「月額料金が安い」だけですので、特別な手続きを取る必要もありません。
「気軽に安く」というくくりで考えれば、間違いなくトップです。
あなたの考え方に合わせて選んでみてください。
なぜこんなに安くできるのか
UQ WiMAXやauなどの回線事業者はプロバイダに回線を提供し、回線使用料を得ています。
このため、回線事業者はプロバイダと競争する理由がなくなるので、利用料が高くなる傾向があります。
それに対し、プロバイダ(代理店)は顧客獲得のため、プロバイダ間での競争がはげしくなっています。
結果的に私たちからすると、プロバイダ経由での申込みの方が特典や割引が多く、おトクということになります。
しかも、「GMOとくとくBB」や「カシモWiMAX」はWebでの集客に特化しているため、人件費などのコストを安く抑えることができます。
そのため、削減した費用をそのまま購入者にキャッシュバックできるのです。
契約プランを決める
プランは「ギガ放題プラン」か「7GBプラン」のどちらかを選びます。
- ギガ放題プラン:月間の通信制限がないため、上限を気にせずインターネットを楽しめる
- 7GBプラン:月額料金は安くなるが、通信容量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限がかかる
どちらのプランにするか迷っている方へ
7GBが一つのポイントです。7GBでできることの目安は下表の通りです。
もし通信容量がオーバーし、速度制限がかかってしまうと、128kbpsというブラウジングすらロクにできない速度にまで落ちてしまうので、もし迷ったら「ギガ放題プラン」にするのがおすすめです。
機種を決める
以下に各回線会社で販売されている機種をまとめました。
なぜ、「W06」なのか
機種一覧表より、バッテリー駆動時間や重さ、操作のしやすさ(タッチパネルの有無)などはどこも似たり寄ったりなのがお分かりいただけると思います。
モバイルWiFi端末に求められる性能は、「通信速度」と「つながりやすさ」の2点に尽きると言っても過言ではありません。
それでは、「W06」は他の機種と何が違うのでしょうか?
- 通信速度が最速(WiMAX2+利用時:558Mbps、LTE利用時:867Mbps)
- 高性能ハイモードアンテナとビームフォーミング機能で、格段につながりやすい
- WiMAXがつながりにくい時でも「au 4G LTEモード」で高速通信が可能
特に、建物内で格段につながりやすくなる2つの新機能が搭載されていることが、他機種との差別化を図っていると言えます。
高性能ハイモードアンテナ搭載
一般的に、モバイルWiFiは複数のアンテナで受信した方が電波環境が改善し、速度も安定します。
ですので、受信できるアンテナの数を増やして電波環境と通信速度を改善しようという技術が、高性能ハイモードアンテナなのです。
W06にはこの技術が搭載されており、以前のWiMAX機種に比べて約20%電波のつながりが良くなっています。
ビームフォーミング機能搭載
ビームフォーミング機能とは、近くにある携帯電話やPCなどの位置を特定して、その特定した端末に向けて電波を集中的に飛ばす機能のことです。
ビームフォーミング機能を利用すれば、電波を集中して効率化することで、携帯電話やPCなどのWiFi通信を高速化することができるのです。
ACアダプタとUSB Type-Cケーブルが別途必要となる点に注意!
公式ページに、クレードル(WiMAX端末を充電する台)が販売されていますが、このような高額なものは必要ありません。
ただし、端末を充電するために必要な「ACアダプタ」と「USB Type-Cケーブル」がなぜか同梱されていないので、別途購入する必要があります。
安いもので十分ですので、必ず購入するようにしてください。
一応下にリンクを貼り付けておきます。
良かったらどうぞ。
まとめ
結局、もっとも大事なことはプロバイダ選びに尽きます。
あなたの意向に沿ったプロバイダを選んでください。
プロバイダ選択のまとめ
WiMAXのプロバイダは、通信速度とサービスの質はどこも同じ
→ 実質月額料金の安さだけで選んでOK
GMOとくとくBB」(実質月額:3,596円)、2位は「カシモWiMAX」(実質月額:3,768円)。
実質月額料金の安さでの1位は「1位の「GMOとくとくBB」が実質月額料金がもっとも安いが、購入後11ヶ月目に届くキャッシュバックの振込指定口座の登録手続きを必ず行うこと。
キャッシュバックの手続きが煩わしければ、単純に月額料金が安い2位の「カシモWiMAX」という選択肢もアリ。
基本はこの3点さえ押さえていればOKです。
ただ、実際にWiFi開通後、自宅の電波が弱いことが判明したり、実際の通信に満足できない場合もあり得ます。
そのような場合、「GMOとくとくBB」であれば、申込みから20日以内であれば解約違約金が完全無料でキャンセルができます。
無料で契約の取消しができる保険が付いて、かつキャッシュバックもあるというのは大きなメリットであると言わざるを得ません。
これはやはり、規模のメリットが大きい「GMOとくとくBB」がなせる技なのでしょうか。
なお、電話や特定の紹介サイトからの申込みだと、割引などの条件が変わることもあります。
https://gmobb.jp/sp/ 、カシモ : https://www.ka-shimo.com)から申し込むようにしてください。
必ず公式ページ(GMOとくとくBB :申込み後~WiFi設定までの流れ
申込みが完了すれば、後は端末が到着するのを待つのみとなります。
端末は宅配便で申込日から数日後に到着します。
到着後、WiMAX端末の初期設定を行う
カードについているSIMを外し、WiMAX本体に差し込みます。
SIMには向きがあるので注意してください。
WiMAXの電源をオンにする
WiMAX端末の電源ボタンを長押しして、電源をつけます。
注意!!
端末には充電用「ACアダプタ」と「USB Type-Cケーブル」が同梱されていないので、別途購入する必要があります。
安いもので十分ですので、必ず購入するようにしてください。
WiMAX本体の設定はこれだけで終了です。
次はパソコンやスマホ、ゲーム機器との接続方法についてみていきましょう。
無線LAN接続設定
パソコンやスマホ、ゲーム機器などで無線LANの設定を開き、アクセスポイントを検索します。
アクセスポイントとはパソコンやスマホなどの無線端末をネットワークに接続する無線機の一種です。
PCやゲーム機、スマホ等の無線LAN接続設定でWiMAX端末画面に記載されている英数文字(SSID)と同じ接続先を検索します。
WiFiの認証
Wi-Fiアクセスポイント一覧から、WiMAX端末のSSIDと同じ英数文字を選択し、KEY (パスワード)を入力します。
これで、PCやゲーム機、スマホがWiFiに接続されるようになり、インターネットが楽しめるようになります。
なお、「WPS」というワンタッチでWiFiの設定ができる機能や、QRコードを読み込むことで簡単にWiFiにつなげられる機能も完備されており、まさに至れり尽くせりの機器と言えます。
こんなに格安でお手軽にWiFiが楽しめるようになるなんて、いい時代になりましたね。
当ブログでは、モバイルWiFiに関する最新情報を都度更新し、皆さんに少しでもお役に立てるよう取り組んでいきますので、これからもよろしくお願いします。
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