「実家依存症」
最近よく聞くこのフレーズ、男性の場合はマザコンなどとよく言われますが、女性の方もなかなかしぶとくて厄介です。
このブログでは、私が実家依存症の妻と暮らした経験をまとめています。
この記事を通じて、
- 実家依存症の妻と結婚し、一緒に生活をすることがいかに大変な苦痛を伴うかということ。
- 実家依存症の妻と関わることは、夫の人生を狂わせるだけでなく、その他多くの人たちも巻き込んで危害を加えること。
- 実家依存症の妻との離婚は想像を絶するレベルで精神的な負担を強いられること。
以上のことをこのブログを訪れた方々にご理解いただきたく、今までの離婚に至るまでの経緯をまとめました。
この記事をお読みいただき、少しでも多くの方にこの悲劇を回避していただければと思います。
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親権争いに登場する家庭裁判所調査官とは?
弁護士:「それでは、家庭裁判所調査官について説明しましょう。
今回の離婚問題は、夫婦だけの問題ではなく、子どもにも大きな影響がありますよね。」
私:「それを言われると辛いものがありますが、実際そうですね…。」
弁護士:「えぇ、今回の調停で話し合いを進めるにあたって、親同士の感情的なぶつかり合いでは、今後の子供の養育をどちらの親に委ねるべきか正しい判断をすることができません。
そこで、子ども自身の気持ちや取り巻く環境を客観的に判断するために、裁判所側が調査をすることが必要になります。
裁判所の命令でそういったことを調べるのが家庭裁判所調査官の仕事なのです。」
私:「なるほど。じゃあ、具体的に私のどのような部分が調査されるのですか?」
弁護士:「えぇ、それでは家庭裁判所調査官は具体的にどのような調査をするのか、ご紹介しましょう。」
子どもとの面談
子どもが話しやすい身近な話題から話しを始めて、話しやすい状況をつくります。
子どもがまだ小さくて上手く話せなかったり、気持ちを上手に表現できなかったりする場合には、心理テストなどを利用して、客観的にその子の心理状態を理解しようと努めることもあります。
場合によっては、家庭裁判所の児童室で、ワンウェイミラーやモニターカメラにより別室から観察する方法もあります。
祖父母との面接
子供の監護を補助することになる祖父母などと個別に面接することもあります。
家庭訪問
親子関係や、実際に子供の置かれている家庭環境を調査します。
家の中が片付いているか、トイレが綺麗かなど、清潔な環境で暮らせているかなどについても調査の対象になります。
裁判官は、これらの調査で得た情報をもとに、今後の調停の方針を決定していきます。
調査報告書が出来上がるまで大体2~3か月の期間を要します。
離婚調停で親権を獲得するためのポイント
私:「家庭裁判所調査官が親権獲得に重要な位置づけとなることは分かりました。
では、その人たちは具体的にどんな点をチェックしているのですか?」
弁護士:「はい、それでは具体的なポイントについて説明しましょう。」
① これまでの養育状況
もっとも重視されるのが、これまでの養育状況、すなわちどちらがより主体的に子どもの面倒をみてきたのかという点です。
裁判所としては、離婚後も離婚前となるべく同じ環境にいられるようにすべきと考えています(これを、継続性の原則と言います。)。
そのため、基本的には、これまで監護養育を主体的に行っていた親の方が親権者にふさわしいと考えます。
② 子供に対する愛情
これは言うまでもありませんね。今現在、子供と一緒に暮らしているのであれば、子供にとって適切な環境で養育をしているという点をアピールして、調停委員を味方につけるべきです。
「調停委員の情に訴えて、同情してもらう」ということも、ここでは重要となってきます。
③ 肉体的・精神的に健康であるかどうか
親権を獲得するためには、親自身が肉体的にも精神的にも健康で問題がないということをアピールする必要があります。
④ 子供の年齢
子どもが幼い(特に乳幼児の)場合は、母親が親権を持つ方がふさわしいと見なされる場合が多いです。
子供の年齢が低いほど、母親が親権を獲得する傾向があります。
⑤ 育児に時間を十分にかけられるか
子供と一緒に過ごすことができる時間が長いほうが、親権を獲得できる可能性が高いです。
自分の親族ではなく、自分自身が子供と一緒に過ごす必要がありますので、子供優先のライフスタイルが実現できるように心がけなければいけません。
自分自身のライフスタイルを子供寄りに変更したことを証明することができれば効果的です。
⑥ 経済的に余裕があるか
子供を育てていくのにはとてもお金がかかります。
子育てをしていくうえで経済力があるかという点も評価の対象になります。
子育てには相当なお金がかかってくることは事実なので、経済的により余裕がある方が親権を持った方がよいとされます。
今回のケースでは父親は親権を取れる?
弁護士:「上のポイントによると、あなたは、③肉体的・精神的に健康であること、⑥経済的に余裕があるか、というポイントでは有利ですが、それ以外は相手方に比べて不利です。」
私:「うーん、本当に辛いですが、父親が親権を取るのは難しいんですね…。」
弁護士:「そうですね。日本では、父親が親権を獲得することは一般的に考えて難しいと言わざるを得ません。
調停委員は基本的には母親に親権を獲得させようという方向で調停を進めていくことが多いです。
実際8~9割のケースで親権を取得しているのは母親です。
親権を獲得したいと思っているあなたにとっては残念な現実ですが、調停委員は特に乳幼児や幼児の場合には、母親が親権を持つことが適当と見なされる場合が多いのですよ。
ただし、父親が親権を勝ち取れるケースもないことはありません。
父親が親権を取るためのポイント
- 母親の監護能力に具体的な問題がある(暴力・消費癖・精神上の問題)※重要
- 子供が母親より父親との生活を望んでいる(子供の年齢が高い場合に有効)
- 子供の養育方法について、具体的で現実的なプランがある
- 子供の養育を安定して行ってきた実績がある
- 離婚後の子供の生活上の負担が少ない
特に①の問題が相手方にある場合、父親であるあなたにとっては有利かもしれません。
ただ、現状相手方にそこまで問題があるとは考えづらい面がありますので、親権についてはある程度、相手方に譲歩した方がいいかもしれませんね。
その代わりと言ってはなんですが、面会交流権や金銭問題で大いに戦えばいいかと思います。」
私:「親権を勝ち取ることが一番大事だと思っていたので、つらい気持ちはありますが、今の日本の法律を考えれば仕方ないですね。
もう少し、父親もまともに親権を争えるようになって欲しいです。」
そうこうしているうちに、30分が経過した。
調停委員女:「相手方の話し合いが終わりましたので、調停室までどうぞ。」
私たちは再び調停室へ入った。
私には調停に対する、根拠の無い慣れが出始めていた。
しかし、今回の調停が今までで最も厳しい交渉となることは想定すらできなかった。
弁護士費用保険とは
離婚調停では、弁護士への依頼は必須だと思います。
私も離婚調停で弁護士に依頼しましたが、普段からあまりお世話になるようなものではなかったので、どれくらいの費用が必要なのか想像だにしませんでした。
ところがフタを開けてビックリ!
ボーナスが吹っ飛ぶくらいの費用を請求されました…。
(参考サイト)
既に離婚で精神的にダメージを受けているのに、金銭面でも痛手を負うことになったのです。
その後、弁護士費用保険という商品があるというのを聞いて、ホント入っておけばよかったと後悔しましたよ…。
弁護士費用保険とは、何らかの法的なトラブルに遭遇したとき、弁護士への法律相談料や着手金などの弁護士費用を補償するものです。
こんな世知辛い世の中、普通に生活していても、離婚、相続問題、交通事故、痴漢冤罪のような法的なトラブルにいつ巻き込まれてもおかしくないです。
こういう時に、無料で弁護士に相談、依頼できればどれだけ心強いか…。
こういうことを一度でも経験すると、本当に痛いぐらいよく分かるんですよ。
毎月の少ない掛け金で、いつでも弁護士を呼べる安心を手に入れられるなら、こんなに素晴らしいことはないです。
ということで、私は加入しています。
[…] 【離婚調停で親権を獲得するポイントとは?】実家依存症の妻との離婚裁判ブログ その21 「実家依存症」 最近よく聞くこのフレーズ、男性の場合はマザコンなどとよく言われますが、 […]
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