「実家依存症」
最近よく聞くこのフレーズ、男性の場合はマザコンなどとよく言われますが、女性の方もなかなかしぶとくて厄介です。
このブログでは、私が実家依存症の妻と暮らした経験をまとめています。
この記事を通じて、
- 実家依存症の妻と結婚し、一緒に生活をすることがいかに大変な苦痛を伴うかということ。
- 実家依存症の妻と関わることは、夫の人生を狂わせるだけでなく、その他多くの人たちも巻き込んで危害を加えること。
- 実家依存症の妻との離婚は想像を絶するレベルで精神的な負担を強いられること。
以上のことをこのブログを訪れた方々にご理解いただきたく、今までの離婚に至るまでの経緯をまとめました。
この記事をお読みいただき、少しでも多くの方にこの悲劇を回避していただければと思います。
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泥沼の親権と金銭バトル!!
前回の調停から2ヶ月が経過した。
今日はついに2回目の調停である。
私は弁護士から言われていた離婚の金銭問題について、悩みに悩んだ末、結論に達していた。
今日はその内容を弁護士へ伝えるつもりである。
私は、午前中の仕事を終え、前回のように徒歩で裁判所へ向かった。
今回は裁判所には先に弁護士が到着していた。
前回と同じ待合室にて、私は弁護士へ自分が決めた事柄を伝えた。
弁護士:「なるほど。相当悩まれた末でのお考えということがよく分かりました。
その方針で調停へ挑みましょう。
今回の調停の交渉内容は、前回に棚上げとなっていた相手方の離婚意思から始まって、親権、金銭問題とかなりボリュームがあります。
長時間の調停となることが見込まれます。心しておいてください。」
私:「分かりました。
ただ、一つ気になっていることがありまして。」
弁護士:「どんなことですか?」
私:「前回の調停で妻が欠席していましたが、今回ももし欠席するようなことがあれば、調停の長期化は避けられませんよね?
その点が気になっていまして。」
弁護士:「そうですね。もし今回も欠席されてしまうと、長期化のリスクは避けられませんね。
とりあえずは、今は相手方の調停中ですので、本人が出席しているのを祈るのみですね。」
それから、約20分が経過した。
調停委員女:「お待たせしました。申立人さんの話し合いが終わりましたので、調停室までお越しください。」
よし、今日の調停は一連の離婚調停の核となる部分だ。
気合を入れて調停に臨むぞ。
二転三転する妻からの回答
調停委員男:「お待たせしました。それでは話し合いを始めさせていただきます。
前回欠席されていた申立人さんですが、今日は出席されています。」
おぉー、今回は出席しているのか!
前回の欠席の後、妻の弁護士からも、次の調停は必ず出席するようにと相当言われたのだろう。
これで一気に話が進みそうだ!
調停委員男:「そこで、前回の調停で棚上げとなっていた離婚の意思について、再度直接確認を取りました。
その結果、【早く離婚したい】という回答を得ました。」
おぉー、前回と打って変わって、今度は離婚の意思を示したか!
二転三転する迷走ぶりだが、交渉が大きく前進することについては評価できるポイントである。
このまま、考えがブレないで欲しいと願うのみである。
調停委員男:「ただし、子供の親権は譲らないとおっしゃっていました。」
私:「えっ、なぜですか?
何を言っているのか分かりません。
もともと、彼女は子供の親権を放棄しているのです。
わざわざ私の実家まで来て、子供を置いていったのです。
今さら親権は私のものだと言われても困ります!」
調停委員男:「その事実についても、先ほど本人に確認しました。
本人によると、親権を放棄すると言ったのは、あくまでも自分の両親であって、自分自身ではないということですが、それは事実ですか?」
痛いところをつかれた。
事実、毒親が親権放棄と言ってきたのであって、本人は何も言っていない。
私が返答に困っていると、横にいる弁護士からフォローが入った。
弁護士:「仮に彼女の言動が事実だとしても、子供を置いてきたという事実は覆りませんよ。」
調停委員男:「それについても、彼女の両親が一方的にそういう風に仕向けただけで、彼女自身の意思によるものではないとのことですが。」
私:「…。」
一転してこちらの方が不利な状況に転じた。
調停委員男:「いずれにしても、この件についてはお子さんの将来に関わる大事な話になりますので、今すぐこの場で決定できるようなものではありません。
親権問題については、後ほど、家庭裁判所調査官がこの調停に入り、今後の予定について説明します。」
※親権争いの続きは下記をご覧ください。
妻からの反撃
調停委員男:「続いて、金銭問題へと進めていきます。
まず、慰謝料についてですが、相手方は何も求めていません。
これについて、あなたから何かお考えはありますか?」
私:「私も慰謝料については彼女に請求するつもりもありませんし、支払うつもりもありません。」
調停委員男:「分かりました。
それでは続いて財産分与についてです。
相手方はあなたが一定の財産を持っていると主張しています。
あなたの財産を開示していただけますか?」
妻からの逆襲が凄い勢いで起こっている。
お金のことに無頓着であった妻からそんな言葉が出るはずがない。
おそらく、毒親と弁護士から仕込まれたのだろう。
私はこの件では自分の弁護士と綿密に打ち合わせを続けてきた。
だから親権については仕方がないとしても、金銭問題については絶対に負けたくない。
なお、私はネット銀行に自分の預金を預けているので、開示できる証拠書類はない。
しかもそのネット銀行の預金は結婚前からずっと貯めていたお金で、結婚後はお金をほとんど貯めていない。
なので、ネット銀行の預金は財産分与する必要がないと確信している。
私は、結婚後に使っていたメガバンクの通帳のみを提示することにした。
調停委員男:「ここにある通帳の残高は90万円となっていますが、これで全てということですか?」
私:「はい、結婚後に貯めた資産はそれだけです。」
あくまでも、開示した資産は【結婚後に貯めた資産】である。
ネット銀行の預金は結婚前から貯めている資産だから開示していないのであり、決して間違ったことを言っているわけでも、嘘をついているわけでもない。
調停委員男:「分かりました。それでは相手方にその旨をお伝えします。」
なかなか神経のすり減る交渉が続く。
調停委員男:「最後に、もしあなたが親権を得ることができなかった場合の養育費についてですが、相手方はあなたの収入証明を証拠書類として提出してきました。
その上で、相手方は養育費を【8万円】と主張されていますが、これについてはどうお考えですか?」
妻からの逆襲がものすごい勢いで起こっている!
このままいくと、相手に飲み込まれてしまいそうだ。
私:「私の600万円の年収で毎月8万円も仕送りすることは、それがたとえ自分の子供であったとしてもできません。
私もこれから1人で生活していかないといけないんです。
いくら子供の為といっても、そこまでの額になると、私自身の支払いが滞る可能性があります。
きちんと支払いを続けて行こうと思うと【6万円】が限界です。」
弁護士:「本人の言うとおり、円滑な支払いを続けていくことを勘案すると、8万円は厳しいと思います。
本人の実力を超える支払いを強要して、支払いが遅延するようなことになれば、元も子もありません。」
このような話し方は養育費を争う上での常套句なんだそうだ。弁護士から教えてもらった。
調停委員男:「そうですか。それではおっしゃった内容を相手方にお伝えします。
控え室へとお戻りください。」
何せ、これから何十年間と続く話を、今この場で高速で行っているんだ。
ひと時も気を緩めることはできない。
そう思いながら交渉を行っていたため、30分という短い時間だったが、どっと疲れが出た。
(控え室にて)
私:「先ほど親権問題について、家庭裁判所調査官がこの先、調停に参加すると言っていましたが、これから何が始まるのですか?」
弁護士:「えぇ、ご説明しましょう。」
【つづく】
この本は、毒親で悩んでいる人は読んで損はないと思います。
非常にわかりやすく母娘の関係性について説明してあります。
ここでは、母娘の関係について、その事実に正面から向き合うことを勧めています。
自分を取り戻せという強いメッセージを送ってくれます。
一人の人間として自立する助けとなる本だと思います。
もし、周りに毒親で悩んでおられる人がいるという方へも、ぜひ勧めたい一品です。
[…] 【親権と金銭バトル!!離婚調停2回目】実家依存症の妻との離婚裁判ブログ その20 「実家依存症」 最近よく聞くこのフレーズ、男性の場合はマザコンなどとよく言われますが、女性の […]
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